ギャラリーの存在2007/03/28 18:14

 毎週行っているエアロビクス教室の先生の家は、実は家の前の坂道の頂上にある。
つまり、先生はいつも我が家の前を車で通過しているって訳。

 ある日、先生に声をかけられた。
「庭の手入れは誰がやることになった?」と。

 園芸の師匠の他界を随分前に話していたのだが、つつじの季節まであともう少しというところで、思い出したのだろう。

「実は私がやってるんですが、結構はまってるんですよ」
と言うと、
「主がいる時には手を出せないけど、やってみると面白いでしょ」と。

「雑草なんか、毎日抜かないとだめですよねー」と話すと、
「本当にそうよ、根っこが小さいうちに抜かないとだめよ」といわれた。

「とにかく、みんな、お宅のつつじ、楽しみにしてんだから、がんばってよ」と、言われて会話は終わった。

 この話を家族にしたところ、
「そうかぁ。じゃあ、家の外垣のつつじが咲かないうちに切ろうもんなら、あちこちから文句が来るな」と腕を組んでいる。

 つつじの季節はまだ先だけれど、実は今、一本だけ大きな椿が外垣に大きく張り出していて、この白い椿の大きな大輪がぼとぼとと、外の道に落ちるのだ。

 朝掃いて片付けても、また夕方には沢山散っていて、親の仇のようにして掃除している私なのだが、この椿の花も、道行く人が楽しみにしている可能性だってあるわけだ。
そうなのかぁ。

 今までギャラリーの存在は失念していたのだが、そういう視線があると思うと、ちょっとは励みになるよね。

 今年のつつじは、木が一部枯れているところもあるし、どの程度咲くかはちょっと分からない。でも、咲いた結果、外の道に花びらが散っても、もちろん片付けはするものの、そんなにすまないと思わなくてもいいのかも・・・という気はした。

 ギャラリーか・・・、よーし来年に向けて、花が終わったら色々やることがありそうだ。
また研究しなくては・・・。