まずは一安心2007/03/20 22:02

 入院した家族の付き添いを別の人に頼んで一人、夜に車で帰宅した。
ゆっくりと風呂につかり、ようやくすっきりしたところ。

 本当は私が付き添う予定だったのだけれど、無事に終わった処置の後、麻酔で足元のふらつく家族をトイレに連れて行こうとするのは至難の業である。

 ましてや本人は自分が何かの処置を受けたことも分からず、
「大丈夫、大丈夫」とろれつの回らぬ口で言い、点滴がついているのも忘れてふらふらと歩こうとするので、もう本当に汗だくになってしまった。

 思わずナースコールで助けを呼んでしまったのだが、来てくれた看護師さんは、さすがにプロで、てきぱきと介助しているので、本当に感心してしまった。

「なーんだ、看護師さん、呼んだの?」と、その時弁当を買いに出ていた、今日付き添いをしてくれている人間にあきれられたのだけれど、こっちにも言い分はある。

 おそらくは、看護師みたいな他人だったら、トイレでも何でもお世話してもらうんだと思うのだ。だが、下手に一緒に住んでいる人間だと、そこはちょっとプライドっていうものがあるんだろうと推測する。

 結局のところ、明日になれば、麻酔のきいている間のことは、本人も何も覚えてはいないのだろうけれどもね。

 やはり女の細腕では無理と、バトンタッチをして帰ってきてよかった、よかった。
2、3日様子を見て、週末あたりにうまくいけば退院できるようである。
まずは一安心・・・。