パイレーツ・オブ・カリビアン2006/07/23 09:19

  前売りまで買って楽しみにしていたパイレーツ・オブ・カリビアンの続編を、さっそく公開初日に見てきた。

 海賊達の、なんだか汗と垢と酒にまみれた、男臭―い世界を描いているのだけれども、そこは、やはりディズニー映画。
漫画チックな描写に楽しい音楽が、絶妙な感じで流れてくるので、随所で笑いをさそう。

 前作は、長いドレス姿が印象的だったキーラ・ナイトレイも、今回は男装して、剣さばきも、なかなかのもの。オーランド・ブルーム扮する婚約者の手ほどきを受けたという設定。

 しかし、何と言っても、ダントツなのは、ジョニー・デップ扮するところのキャプテン・ジャック・スパロウ!

 金歯をきらめかせ、目のふちの黒い隈取り、怪しげな海賊役が、実に様になっている感じ。ちょっと前の「チェーリーとチョコレート工場」のワンカさんも、この人が演じているのだけれど、これだけ違うタイプの、しかも怪しげな人物を演じられるとはたいしたもの。

 先日、来日した時には、日本のファンが大騒ぎだったみたいだけれど、やはり銀幕の上で、楽しみたい人である。
オーランド・ブルームの演じる役柄も、前作の映画では完璧二枚目だったのに、今回はちょっと3の路線も入っていた。ジョニー・デップの影響か。

 結構長い映画だったのだけれど、長さを感じることなく最後まで見てしまった。
これは2作目だが、3作目も同時撮影していて、来年公開予定だそうで、ラストも、次回に続く・・・という感じの終わり方であった。

 エンディングロールまで、しっかり見ることをお勧めする。
最後にちょっと映像あり。
大体、続編のある映画というのは、この手の映像がちょこっと出てくるので、要注意である。

 海や砂浜もきれいだし、話も面白く、絶対に次も見ようと思いつつ、結構、前作の詳細を忘れていた事にも気付き、映画館の帰りにレンタルビデオ店に寄ったのだが、残念ながら前作は、全部貸し出されていた。
しかも旧作の部類にもかかわらず、3泊4日限定になっていた。
やっぱり、前のを見て予習してから、新しいのを見ようと思う人が多いんだろうね、きっと。

 近日中に1を借りてみて、謎の部分を明快にしておきたいものだ。
大体スターウォーズ(昔やったやつです)もそうだったけれど、3部作の2つ目って、前作の続きを膨らませ、おいしい所は3につづく・・・という感じで、期待はずれになりがちだけれども、この映画は、かなりインパクトのあるCGの登場人物たちが一杯出てくるし、何しろ笑えるので、これは絶対、この夏お勧めの1作!