ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

　家族のお弁当箱を洗おうと思ったら、お弁当を入れる手提げに、ビニール袋に入ったさくらんぼが、少しだけ入っていた。

　この手提げには、家族が職場で食べなかったお菓子が時々入っている。
出張のお土産みたいなおまんじゅうだったり、おせんべいだったり…。
時には、保険会社の人からもらった、可愛いディズニーのポケットティッシュだったりするのだが、結構、私は密かに楽しみにしているのだ。

「どうしたの？」と聞くと、
やはり、職場でいただいたものを、みんなで分けたらしい。
「一粒いくらの甘いさくらんぼだぞ！」と、自慢げに言う。

　実は別の家族が、店頭では売れないような不恰好なさくらんぼを、近所に車で売りに来る八百屋さんから買っていたのだが、これは後日食べる事にしよう。
（見栄えは悪いけれど、味は、そこそこ、いけるのだ。）

　さて、件のさくらんぼ。
粒の大きさといい、つやといい、格段の差である。
有名ブランドの品種なのかもしれない。

　一粒食べて、
「これは甘い！」とうなった。

　数ある果物の中で、日本で誇れるものといったら、やっぱり、さくらんぼではないだろうか。
アメリカンチェリーの大味に比べて、どうだ、この精細な味覚は！！！

　今年もほんの少しだったけれど、美味しいさくらんぼを味わって、大満足なり。