ファンクラブ考2006/07/10 17:14

 現在、私は二つのファンクラブに入っている。

 メリットとしては、会報が送られてくることと、コンサートのチケットが優先的にゲットできることかな。ことにチケットが一番大きい原因かも。
席も、一つのファンクラブでは、本当に、先行予約で、ものすごくいい席が取れるので、今までの苦労して取った一般販売ってなんだろうって思っちゃう。

 あとは、ネット上の会員限定のサイトが見られたり、時には、本人からのメッセージが届いていたりする。
新曲情報とかテレビに出るとかもすぐに分かるのだが、いかんせん、音楽番組を見る習慣が他の家族にはないので、あまりコンサート以外で私が見るチャンスはないかも。

 いずれのファンクラブも入会金を一度支払うと、あとはずっと年会費だけ支払えば、継続される。どちらも同じ値段なので、ファンクラブっていうのは、大体それぐらいが相場なんだろうと思っていた。

 しかし先日、韓流スターに夢中の知人に聞いたところ、なんと会費が、その倍の額なのだ。
なんで?と思ったのだが、会報を見せてもらうと、カラー写真満載、大きさも写真集ぐらいの大判で、かなりかっちりした充実したものだった。これじゃ、高い訳だ。

 若い人も、韓流スターに夢中になっているのかもしれないけれど、私の知人は自分の息子よりかちょっと年上程度のスターに夢中という世代。
そして、その年代の人達ってのは、子育てもとっくに卒業しちゃって、結構、自由に使えるお金を持っているのだ。

 今度、そのスターの誕生日があるらしいのだが、千羽鶴を折っているというところまでは、まぁ理解できたが、数名で、そのスターの誕生した年代に作られたワインを注文して買うことにしたらしい。
最初は4万円ぐらいと言われて諦め、それでも2万円ぐらいので手を売ったそうだ。ファンレターも英語かハングルで書くとか言っていた。

 その時は、そうか、そのスターの誕生を祝って皆でワインを口にするのね、と思って聞き流していたが、後でよーく考えたら、きっとそのワインも、千羽鶴と手紙と共にスターに送るんだろうね。ちゃんと送る住所もあるって言ってたし。

 確かに私の入ってるファンクラブでもファンレターの宛先なんてのが書いてあるけれど、私はいっぺんも出した事がないし、ましてやプレゼントなんて絶対に送らない。

 だって、我が事に置き換えたって、親しい友達にもらったワインなら飲むけれど、どこの誰やらも分からぬ人からのワインじゃ、なんかちょっと怖くない?
そうじゃなくてもその人のCDとかコンサートのチケットは、ちゃんとお金を払って入手してるんだからさ。

 でも、知り合いは、結構嬉しそうに、「忙しいのよ~」と言っていたから、まぁ、それはそれで高くつく趣味の一つと考えればいいのかもしれないが…。

 私が唯一、結構真面目に書くのは、コンサートの時に配られるアンケート用紙。
結構これは、どのアーティストも、ファンの声として、小まめに目を通して参考にしているらしいので、会場で渡せなかったら、後で郵送している位。
でも、もちろん「好きです…」なんてことは書かないよ~。
その人の音楽が好きなのだからして、ガキじゃあるまいし、恥ずかしい…。

 しかし、韓流スターに夢中の知り合いは、つたない英語で、「I love you 」
位のことは書きかねない。
今度会ったら、なんて書いたのか、こっそり聞いてみようっと。