先生の先生2006/03/22 08:29

 私は今現在、複数の分野で「先生」と言われる人についているけれど、どの先生にも言えることは、それらの先生方には、かならずそのまた上の先生がいるってこと。

 私の習っている先生達は、ほとんど例外なく、現在も定期的に色々な講習会に出たり、自腹を切って勉強会に通ったりして、常に自身のスキルアップをはかっているのだ。

 確かにどの分野でも便利な道具が増えたり、あとは、「はやり」みたいなものもある。
運動を例にあげると、効果的な運動法が日々考案されていくみたい。腹筋ひとつ取っても、ありとあらゆる方法がある。あとは身体のコア(芯)の筋肉をつけるみたいな考え方もあるし。

 先生と呼ばれる人達が、同時に生徒であるということは、なんだかびっくりしちゃうような気もするが、習う立場としては、やはりそれぐらい勉強し続けている人に習っていると刺激を受けるし、やりがいがあるというもの。

 ちなみに私自身も細々と人に教えている事があるけれど、自分自身もずっと習い続けている。習うだけの方が楽といえばそうだけれど、教えて始めて見えてくることもあるし。教えることも、最初の緊張感が抜けると、後は惰性になりがちだけれど、一度生徒がつまづくと、自分の教える方法が間違っているのではと反省する鏡にもなる。

 習いながら教えていくこと。反省すること。
常にスキルアップをはかりながら、鍛錬し続けることが大事なのかも。先生には常に先生がいるというのは、そういうことなんだろうね、きっと。

 こういう先生達に共通するのは、生徒の質問をごまかさないということかな。今更こんなことを・・・と思うような初歩的な質問をしても、ちゃんと誠実な答えが返ってくる。学ぶということには、本当に終わりがないんだろうと実感している。

 私も、そういう指導者になりたいなぁと、常に思っている。

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