ランチバイキング2006/03/01 08:19

 ある日、家族とランチバイキングを食べに行った。

 平日の正午少し前、しかも開店直後だったので、どうしたって女連れが多い。
そこのバイキングは1時間半という時間内で食べる事が決められている。テーブルに上着をおいて、いざ出陣!

 ところが、最初から難関が・・・!!。
メインディッシュのところで、かなり並ばなくてはならない様子なのだ。
 さんざん料理に行くまでに並んだので、どうしたって、順番が来ると殺気立つ。いろんな料理を皿に所狭しと乗せて、なんとか、自分の席に戻った。ふと、周囲を見回すと、皿にてんこ盛りに料理を乗せたのがテーブルにあるのに、人がいないぞ。ドリンクを取りにいっているのか???

 飲み物と、箸を調達して、相棒と食べ始めたが、周りはせわしなく動き回っている。
料理だけを皿に山盛りに残したまま、人がいなかったテーブルには、まだ料理にも手をつけてないのに、今度はデザートまでてんこ盛りで、よそってきているぞ。あくまでも、元を取ろうという魂胆なんだろうか。女性四人の席に、料理、デザート、とてんこ盛り皿。それを見ているだけで、なんだか具合が悪くなってきそう・・・。

「おいしい?」と家族に聞くと、
「あれ?なんか辛い味がした。でも、こうごちゃごちゃ皿に盛っていると、どれがどの味なんだか、まったくわからん」と、ぶつぶつ文句を言いながら、アイスコーヒーを2杯も立て続けに飲んでいる。
これじゃ、飲み物だけで、お腹が一杯になっちゃうじゃないかというと、「何かを飲まないと食べられん!」ということらしい。

 一応、取ったものを全部平らげたので、デザートコーナーに回る。
なんと、ここにサラダや前菜があったのだ。メインディッシュで並ぶ前にこちらにきていたら、すいすい料理が取れたのかも。連れはデザートを次々に持ってきては半分ずつ口に入れた。

 メインディッシュコーナーが空いてきたので、再び様子を見に行く。
最初見たときに、一体誰が食べるんだろうねと言っていた、ごく普通のカレーがすごく美味しそうに見える。ご飯を少しよそってルーをのせたが、ここでカレーを食べた最初の人が私だったらしい。甘口だったけれど、カレーだけを皿に乗せたので、しみじみとカレーの味だけを、ゆっくり堪能できた。

 そこにいたのは、結局、正味50分といったところだろうか。
短い時間の割に、やけに疲れ、そして胃にもたれる感じがして、ぐったりしてしまった。
てんこ盛りの人達のテーブルに食べきれない残飯が山のように残ってるのも気になった。
バイキングって、自分が食べられる量だけを取るのが、お約束なんじゃないの?
とにかく、心身共に疲れ果てたランチバイキングだった。

 次回は、元を取ろうなんてことは、夢にも考えず、一皿に1、2品を取るぐらいで、上品にいきたいな。デザートもしかり。
・・・などと、傾向と対策をあれこれねっているのだが、一緒に行った家族は、またバイキングに行くことを考えただけで、喉元まで、うっぷ・・・という感じになるみたい。

 やはり、次回は女同士、行くのが一番だろうと、踏んでいる・・・。
いざそのバイキング会場に行った時、殺気立った客を前に、果たして冷静な判断が出来るのかどうかが、最大の課題であることだけは確か。