覚めない夢2007/06/05 16:40

 ここ一週間、なかなか夜、寝付けなくて困った。
睡眠導入剤も市販のを飲んだりしたのだけれど、全然効かないのでやめた。

 私の場合、眠れないと観念したところで一旦起きだして、雑誌を読むのが一番。
幸い、定期購読しているのが3誌くらいあるので、常に活字に餓えることがない。

 本もいいのだが、読み出して止まらなくなると困る。
その点、雑誌だと、ある程度パラパラとページをめくって読んでいても、眠くなったところで、いつでも止めて寝る事が出来るからね。

 睡眠時間の足りない状態が続いてはいるのだが、介護をしていた時によくやった「ちょこっと昼寝作戦」が身についているので、ほんの20分前後ではあるが、質の高い深い睡眠のおかげで、結構、頭がしゃっきりしているので、助かっている。
この場合、きちんと布団に入って休むというのが、私の場合には大事みたい。

 今週に入り、寝付きの問題は解消されつつある。
その一方で、今度は覚めない夢を見続ける・・・という悪夢に悩まされている。

 この半年間、朝昼晩、ずっと介護をして、家族の病状の変化に気をつけて入院のタイミングをはかっていたので、介護をされていた人が急に不在になっても、その実感がわかず、緊張感がなかなか取れないようなのだ。
一種の「空の巣症候群」みたいな感じなのかなと思ったりする。

 夢の中では、その家族のために、ご飯の支度しなくちゃと思っていたりする。
急がなくちゃ、急がなくちゃ・・・と思っているうちに、ふと我にかえるのだが、それもまた夢の中で、今度はその家族は入院していて、タオルなどの身の回りのものを補充に、病院に行かなくてはいけないと思っている。

 そうして、またふと我にかえると、これまた夢の中で、家族のことをまた考えている・・・という風に、エンドレスにつづいていくのだ。
夢の中では明らかに、その家族は生きていて、一緒に生活をしていたり、入院していたりしていて、そこに疑問の余地はない。

 不思議なことにこの夢は、いつも白昼夢みたいな感じで、真っ白な情景の中で、家族が病室のベッドに寝ていたり、居間にいたりする。
家具などの、余計なものは何もなくって、ひたすらひたすら真っ白な、明るい明るい光の中につつまれていて、家族はその光の中にいつもいる。

 顔や着ているものなども、はっきりは見えず、白い光の中ですべての輪郭は、ぼんやりと隠されているという、なんとも幻想的な情景である。
本当に色といえば、白だけ。だけど、気配というのか、その家族だということだけは、はっきり分かる感じ。

 おそらく、徐々に今の新しい生活に慣れていけば、この覚めない夢も見なくなるんだろうとは思うけれどね。
それだけ、私の生活の中心に、旅立った家族は、深く深~く、いたということなんだろうね。

 毎晩、私に会いに来てくれているのかなぁと思ったりすると、悪夢とはいいがたい感じもするし、なかなか複雑・・・。

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