シフォンケーキ2005/11/07 06:43

 休日の朝、ゆっくり起きて、何の予定もなかったので、シフォンケーキを焼くことにした。

 シフォンケーキと言うのは、卵黄と卵白とを別だてにして泡立てて作るケーキで、専用の真ん中があいた型に流し込んでふんわり焼く。普通の丸型だと、あまりやわらかいので、真ん中がへこんでしまうから、らしい。

結構このケーキが好きで、喫茶店などで、あると頼んでしまう。ケーキ自体はシンプルだが、紅茶とかココアのフレーバーを入れてあるのもある。それに生クリームかなんかが添えられていて、とても美味しいのだ。

これを我が家でも作りたいと前から思っていて、型も入手していた。実際に何度か作ってみたが失敗ばかり。

今回はなんとしても成功させたい、と思った。それで暇にしている家族にも手伝ってもらうことにした。

私が材料を全部準備し、重さもきっちり計る。家族は私の指示通りに泡立てていくのだ。私がレシピ本を手に、このようにするんだと読み上げていく。家族がその指示に従う。

・・・ということをしていったら、なんとまぁ、ふうわり美味しいシフォンケーキが、簡単に出来てしまった。朝食が遅かったのにもかかわらず、すぐに試食してしまった。なんて美味しいんでしょう。

どうやら今までの失敗は、卵白を泡立ててふんわりする前に、どばっと砂糖を入れちゃっていたことみたい。一人で本を見て、材料を用意して、泡立てるってことを全部やっていると手一杯、頭も一杯で、ひとつひとつが、どうしてもおろそかになってしまい、正確さがなくなってしまうんだな、きっと。

先に砂糖を入れてしまうと、あとはどんなにやっても卵白はメレンゲにならない。それをまぜたところで、どうしたって、シフォンケーキは出来なかったわけだ。

これに気をよくして、今度はこれまた大好きなシュークリームに挑戦しようね!と言ったのだが、いまだに実行されていないし、シフォンケーキも大きな型を買ったにもかかわらず、再度は作られていない。

なんにも予定のない週末というのが、そうそうないのが原因みたい。 シフォンケーキを作ったあの週末は、実はとても貴重な一日だったのだ。

次回は、誰かの誕生日に、私一人で平日に作る事になりそう。うまくいくか、ちょっとドキドキしている。