大根2005/11/24 08:09

 時節柄、大根一本を手にすることが多くなった。家人が農家の人から、毎週買ってきてくれるのだ。

 大根と言うと、秋刀魚の横におろして添えるというイメージ。これは辛いところがいいので、根っこの方。大根おろしは、子供の頃によく、おろすのを手伝わされたけれど、子供時代は食べなかったなぁ。今はないとちょっと寂しいと思うから、味覚って変わるのね。

 そして上の方の甘いところは、ぶり大根、おでんなんかに用いる。大根は根気良く時間をかけて煮る必要がある。厚めの輪切りにして使うのだが、最近はこの輪切りをさらに半分にカットして半月のような形にして煮ている。この方が、味が早くしみるので。

 以上のような調理法で使っていたのだが、週一このメニューと言うのも、ちと飽きる。
それで、サラダに入れてみようかなと思った。すぐ思い浮かぶのは、短冊に切って、生のまましゃりしゃりたべるやつ。でも、なんか寒そうな感じもするし、かさばる。

 それで、短冊(少し大きめ)に切った大根を一旦煮て、それをマカロニサラダに混ぜてマヨネーズであえてみたら、結構美味しい。洋風なものにもあうんだね、大根君は!
これに気をよくしたので、この冬は色々な料理に大根を活用してみようと思っている。

 大根なんて、人参と違ってくせもないし、嫌いな人はまずいないだろうと思っていたら、なんと知り合いにいた。この人は、貝割れ大根さえも嫌で、サラダなんかに入っているとすぐに分かるんだって。大根を煮ている匂いをかぐのも嫌だというから、正真正銘の大根嫌い。

 いつも大根を煮るたびに、この人の顔が浮かぶ。
若い人だとお思いでしょう。いえいえ、私の倍ぐらいの年の男性です。