年賀状を作る2005/11/21 08:11

 年賀状は発売日に予約して買ったのだけれど、実際に作るのはちょうど11月下旬の暇な休日ということになる。

 子供の頃から、自分用に葉書を数枚もらい、手書きでイラストなんかを描いていた。年の初めに送るものだから、丁寧にかかなくちゃいけないとか親に言われて、鉛筆で一生懸命宛名を書いたりしたものだ。

 今まで送った年賀状で一番豪華だったのは、全部手描きでイラストを描いていた10代ぐらいまで。その次に手がかかったのは、シルクスクリーンで作ったもの。多色刷りで梅などを散らしたデザインだったが、中学校の時の先生が、
「お年玉葉書が当選してもこれはもったいないから郵便局に持っていかないよ」と返事をくれた。当時は当たった番号をはさみで切り取っていたんじゃないかな。(いまはスタンプだけだよね)

 一番つらかった年賀状は、きょうだいと年末年始にアメリカに旅行した直前の事。仕事を終えて、出発の前夜にきょうだいのアパートに行った所、「年賀状をまだ書いてない」と言う。(もちろん私はとっくにポストインしていた)
葉書やスタンプなんかは既に用意してあったので、二人で必死に作成して翌朝ポストに入れた記憶がある。二人とも風邪を悪化させ、飛行機の中では風邪薬を飲んでずーっと寝込んでいたっけ。

 今は、パソコンで作っている。大体、自分がその年に作成した手工芸作品なんかを写真に撮影して貼り付ける事が多い。パソコン時代になると、人によってデザインを変えるなんてことも、簡単に出来る。家族連名で出したい人もいるが、友達なんかには自分だけで出したいな、とかね。

 そうやって何種類かの年賀状を作っているのだが、それだけでもまだ懲りず、実は知り合いの年賀状の作成もいくつか無料で請け負っている。自分は使えなかった可愛いイラスト素材なんかを、よその人の年賀状にはりつけるのも、これまた楽しい。先方にも、それなりの要望があるので、結構何度か作り直すのだけれど、それはそれでまた楽しい作業。やはり気に入ってもらわないと作る意味もないしね。

 本当に私は年賀状が好きなんだなぁと思う。メールなどの伝達手段が発達し、年賀状の売れ行きは今ひとつだそうだが、こういう愛好家みたいな人は結構いるんだと思う。

今度の祝日にでも、作ってみようかな。