がんばれ!大相撲九州場所2005/11/18 08:55

 私の相撲テレビ観戦暦は長い。
物心ついたときには祖母と一緒に見ていた気がする。

祖母は一緒に住んでいたわけではないのだが、わりと我が家に長期滞在しては去っていった。女寅さんみたいな人だった。その祖母のお姉さんと言う人もいて、この人が一緒に来ると、やっぱり夕方は相撲観戦である。子どもの番組なんかは見ちゃいられない。
NHKを入れてテレビの前に皆で座り、冬ならみかんを食べながら相撲を見るのだ。

 そんな風にしてきたので、今でも相撲の場所中は、どうなったかという結果が常に気になる。6時すぎに、相撲が終わった頃だと、はたと気付いて、思わず母に相撲の結果を聞くために、わざわざ電話をしたこともあるもんね。

 家族も割と似たような感じで、夜帰ってくると、
「今日は、大関はみんな勝ったよ」とか、「横綱戦はすごかった」、などということが、挨拶代わりに交わされるくらい。

 いつも相撲を見られるわけではないけれど、夜のニュースでは必ず気になる取り組みの結果はチェックするし、外出時にドライブをしていれば、迷わず相撲にラジオを合わせる。ラジオで記憶している名取り組みも、ざっと思い起こしただけでも結構ある。
アナウンサーの説明と歓声のみの中継になるが、結構これまた聞いていて、想像力がかきたてられて、手に汗握る醍醐味がある。あとでテレビで映像を確認できるので、聞いた印象と見た印象とが重なり合って、記憶に深く刻まれるみたい。

 こんな風なので、よその人も同じだと思って、あるとき知り合いに、
「今日は大相撲、千秋楽だよね~」という話をしたら、
「あ、そうなの。いつも全然見ないから」と言われて、なんだか拍子抜けした。

 確かに今場所は、結構空席が見られる。まぁ、そもそも相撲のやる時間が時間だもんなぁ。おばあちゃんやら、子供ぐらいしか、平日は見られないかもしれない。その辺が今後の課題かも。

 外国人力士とか、色々取りざたされているけれど、とにかく私が見たいのは、強い上位陣、そしてそれに対する粘り強い力士たちの取り組みだ。どこの出身でもどこの部屋でもいいから、とにかく面白い取り組みを見せて、土俵を沸かせて欲しいと思っている。

 若い内に勢いに乗ってさっさと昇進しないと、最近はどうも怪我などで、なかなか立ち直れない力士が多い。せっかく応援していた力士が、番付を下げたり、怪我で休場したりすると、本当にがっかりしてしまう。

今場所の見所は、琴欧州の大関昇進はなるか、朝青龍の連勝記録がどうなるか、そしてカド番大関の魁皇が故郷の九州で意地をみせるか、ってところかな。あと、若い力士達の活躍も毎度お楽しみのひとつ。

今日も土俵に熱い視線を送っているからねー!