撤収2008/03/12 21:03

撤収
 朝の9時15分に畳屋さんが来た。
「大工さん、来ないですねぇ」と言うと、
「9時半に約束したから早かったんだよね。でも、奥さんがいれば大丈夫だ」

 え…!?
さっそく畳屋さんの指導の下、掃除機をかけて、机を動かす。

 えっちら、おっちら。
でも仏壇とかあるんだけれど…、と思ったら、ようやく助っ人の大工さん二人が現れた、あーよかった。

 畳は無事に入り、玄関から耐震リフォームを行った居間に進む廊下の保護用の段ボール紙のシートがバリバリはがされている音がする。

 しばらくすると、名前を呼ばれて、見てみると、すっかりきれいになっていた。
「明日、食器洗い機を設置して、左官屋が玄関の外を仕上げます。私も来ます」とのこと。

「畳は、一度ほうきで掃いてから拭いたけれど、もう一度拭いたほうがいいですよ」と言われた。
「水拭きですか?」と聞くとそうだと言う。

 大工さんは、トイレに手すりをつけて、ペーパーホルダーも取り付け、家に残っていたものを全部撤収して帰っていった。

 さて、青畳の匂いがする部屋に入り、ぎゅっと絞った雑巾で拭いていくと、白い雑巾が緑色になるから、びっくりした。そうか、そうか、そういうことなのね。

 それから、廊下を水拭きして掃除機をかける。
その後、二階に上がる階段を拭いたら、雑巾が真っ黒になってしまった。

 さすがに階段にはシートがかけられなかったので、それまでの工事の木屑やらなにやらがスリッパの裏にくっついて汚れていったのだろう。
階段の上で、敷いた紙の上にスリッパを脱ぐ生活がずっと続いていたからね。

 何度も何度も階段を拭いて、ようやく何とかきれいになった。
これで、家中を安心して裸足で歩けるようになったぞ。

 玄関ドアにかかっていた保護用の段ボールもはがされていた。
ステンドグラスを作って入れる予定なので、透明のガラスを入れてもらっているのだが、さすがに目隠しに、カレンダーの裏紙をちまちまそこに貼っているんじゃ格好が悪い。

 障子紙を買って来て、それをなんとか貼り付けた。
これからゆっくりとステンドグラスのデザインを考えていくので、当分はこれでいいだろう。

 夕方には庭の掃除をした。
結構、大小複数の釘が落ちていたし、木の破片も落ちていた。

 明日、工事用の鍵から、本当の鍵になって、職人さんたちが来ることはもうなくなるんだと思うと、しみじみとしてしまった。

 まだまだ片付けはあるけれど、ようやくこれで全部自分の家になったという感じがしてきた。
少しずつ、新しいものを買い揃えるのも、また楽しい。

 焦らず、ゆっくりと新しい暮らしに移行していくつもりである。
今年は良い春になりそう。

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