掘り出し物2008/01/14 21:25

掘り出し物
 日~月で、兄達と甥が家の片付けの手伝いに来てくれた。
今日は朝早くから、借りてきたトラックで午前中二回、午後一回ゴミを出しに行った。

 ソファーセットや不要なたんす、じゅうたんなどがなくなり、山のようになっていたゴミの袋が撤去されると、さすがにすっきりしてきた。

 12時までがんばり、その後みんなでファミレスで昼食を食べて、別れた。
早い時間だったので、渋滞にあわず、すいすいと帰ったようだ。

 面白かったのは、両親が住んでいた家なので、皆、片付けながら、それぞれに掘り出し物を見つけたことである。

私が、
「切手帳とコインのコレクションがあった」と言うと、
真ん中の兄が、
「あ、それ俺のだ」と。

 特にその切手帳のほうを、何十年もずっと探していて、見つけられなかったらしい。
本当に喜んで手にとって見ていたので、笑ってしまった。
子供の頃からのコレクションだったら、そうだろうな。

 一番上の兄は、古い籐のたんすを欲しがったり、
「あ、これ見覚えがある」と、ペーパーナイフをしまったり。
とりあえずは、次回車で来たときに、色々持ってかえってもらうことにした。

 父親が集めていた日本各地の民芸品は、まずは燃えるものと燃えないものに分けて、めぼしい物を机においてから、兄弟を呼び寄せて、取っておきたいものは机の上に乗せてと言った。

 その後見てみたら、へぇーと思うような人形が救出されていたりして面白かった。
あとは、何の変哲もないくるみを、「これ、じいじがよく手で握っていたくるみだ。表面がつるつるしてるだろ。うちにもあるよ」と、兄が甥に説明していた。

 父は頭の体操に、くるみで手を動かしていたのだそうだ。
いずれも、私が一緒に住んでいた13年間には知らなかった一面で、それも面白かったし。

 この家をリフォームすると言っても、そんなに大きく変える訳じゃない事も分かり、一同、ほっとしたみたい。
その反面、風呂はユニットバスにしろとか、居間の電気を明るくしてくれとか、色々注文するのも面白い。この家で育ったわけではないのだけれども、やっぱりここはみんなの実家なんだよね。

次回は一番上の兄の3月の誕生日に再会しようと約束して別れた。
親がいなくなっても、やっぱり兄弟はいいよね…。