一番若いもん2006/12/06 08:05

 ある日の夕刻に、なんとなく出かけたくなさそうな体調の悪い家族を、だましだまし、朝予約したかかりつけのクリニックに連れて行ったところ、夜間いきなりの緊急入院になってしまった。

 すったもんだで、その晩はすぐそばの総合病院への入院手続き諸々で、夜中の12時過ぎに車で家に帰るという事態。

 翌朝、眠い目をこすりこすり入院の荷物を用意したのだが、その日の午後には遠方に住むきょうだいも応援に飛んできてくれたし、なんとか処置も成功し、いい時期にいい感じで入院できたようで、ほっと胸をなでおろした。

 入院した当の本人は麻酔でこんこんと眠り続けている。
こっちも眠いし、もう帰ろうかと思ったのだけれど、点滴をつけているし、麻酔が効いているので、トイレに最初に起きる時に足元がふらつくため、面会時間の8時までは誰か一人が残ってみていようと言う事になった。

 私だけが女性だったので、先に帰ろうかと一瞬考えたのだけれども、横にいる二人を見ると、両者私よりも10歳以上年齢の上の御仁である。

 しかも両者フルタイムの仕事をこなす身であるため、かなり心身ともに疲れているとお見受けいたしました。

「いいよ、私が最後まで残るから。昨日作ったカレーがあるから、温めて食べて、ビールでも飲んでいて」
と言うと、案の定、両者喜んでホイホイと、帰っていった。

 結局夜の8時までの間に、家族は3回ほどトイレにガバッと起きたのだが、初回は支えないと無理だった足元も、徐々にしっかり立てるようになった。

 あとはひたすら眠り続けるので、こっちは枕元で、最近凝っているゲーム機をやったり、最中を食べたり、居眠りしたりしながら、なんとか既定の時間まで過ごして車で無事に帰宅。

 すでにいい気分のお二人に、私が一番若いから残った旨を伝えると、声をそろえて
「ありがとう!」

 自分が一番若いというシチュエーションは年々減っている昨今なので、まぁ貴重な体験かな?

 診療が終わってから緊急入院の手配をして一緒についていってくれた、メタボリックシンドロームを地でいっているクリニックの医師、緊急入院の際に担当してくれた爆笑問題の太田氏そっくりの若い医師、そしてラーメンの小池さんそっくりの主治医には、本当に感謝!

コメント

_ ゆにけろ ― 2006/12/06 10:17

ここのところ、色々大変ですね。ころちゃんこそ体に気をつけて!

_ ころ ― 2006/12/06 13:23

昔ジェットコースタームービーってのがありましたが、まさしくそんな感じの日常です。
幸いきょうだいが複数いるため、その点は助かる。

来週の忘年会は予定通り絶対に行くぞ~~~!

_ しろくま ― 2006/12/06 22:06

病気の家族の看病、介護はどうしても女性の肩にかかってきますよね。ころちゃん、ほんとうにお体大切にね。

_ ころ ― 2006/12/06 22:51

しろくまさん
ありがとうございます。
あまりに色々立て続きなので、知り合いに、
「私って韓国ドラマの主人公みたい?」と聞いたところ、
「ちょっと元気でてきたみたいね」と、言われました・・・。

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