ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

　年配の家族を助手席に乗せて、夜のドライブに出かけた。

　夜と言っても、夕方の５時半ぐらいなのだが、普段夜に出かけない私たち二人にとって１２月のこの時期の暗さは、もう十二分に夜なのである。

　行く先は、そんなに楽しいところではないんだけれど、まぁいいさ。

　工場の入り口の大きな木に、綺麗な電飾が施されている。
「ほら見てご覧、綺麗だよ」
「ほんとだねー」
「こんな時間に出かけないと見られないよね･･･」
　と、やや興奮気味の私たち二人組みである。

　ちょっと時間が変わっただけで、街はがらりと雰囲気が変わっちゃうんだねと、そんな話をしながらの、夜の短いドライブ。

　ちょっぴり得をした気分を味わった。