ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

　私はピアスをしている。

　イヤリングをしていた時は、よく知らずに片方落としていたのだが、ピアスだと、さすがにそれはない。
･･･と、長年思っていたのだが、昨年、気に入っていたのを片方落としてしまい、非常に悔しい思いをした。

　年末に近いころ、夜外出したのだが、室内は暖房が効いていたため暑くなってきて、ネックウォーマーという、輪になっている形状のマフラーみたいなかぶるものを途中で脱いだ。

　会合が終わり、外に出ると寒いのでまた頭からかぶる。
そうして帰宅して、ピアスをはずそうと思ったら、なんと片方なくなっていたのだ。
周囲を見渡したが、どう考えても着脱の時に落としたようで、あきらめるしかなかった。

　以来、ネックウォーマーをつける冬場は、なるべくピアスはいいものはしないようにしていたのだが、どうでもいいやつに限って落とすことはまずないんだよね。

　春になってもうネックウォーマーはしないので、安心してお気に入りのピアスをして夜の会食に出かけた。そこは椅子掛けだが、靴を脱いであがるようになっていた。
床はじゅうたん。

　暑かったので、ハイネックのセーターを一枚脱いでいたのだが、今度は徐々に寒くなってしまい、セーターを着た。

　途端に、何かがぽとんと私のひざに落ちていった感触があった。
何だろうと思い、その小ささといい･･･と気付いて耳に手をやると、片方のピアスがない。

　その時は何故か足元にバックの口を開けて、置いていたのだが、バックの中味をみるようなふりをして、何度か足元を探すも見つからない。人数の多い会だったので、
「ピアスを落とした」といって、騒ぐのもおおごとになりそうで、はばかられる。

　ようやく会がお開きになり、その周囲を探してみるが、見つからず。
　早く家に帰りたかったし、だめならだめで仕方ないと諦めて帰宅した。
帰宅後、即、バックを逆さにしたところ、ピアスの片方が、ころんと床にころがった。

　落ちた時に、ちょうど足元で口を開けていたバックに、都合よく、ぴょんと飛び込んでくれたのだ。
なんて、いい子ちゃんなんでしょう。
終わりよければすべてよし。

　次回からは、服の着脱時にも、気をつけねばならない。
私は寒がりでもあるが、結構暑がりでもあるのだ。

　しかしピアスって、どうしていつも片方だけなくなるのかね。
両方なくなれば、まだ諦めもつくんだけどね。