田舎人間2006/05/12 08:17

 用事があって、いわゆる大都市に出向くと非常に疲れる事が分かった。
遊びに行く時はともかくとして、用事で仕方なく行く場合は、そうじゃなくても楽しみというのがあまり感じられない。

 どの駅も人であふれているし、電車に乗ったら乗ったで、上手に人との距離が測れないし、つり革にもうまく手が届かない。

 皆、慣れた風に混んだ電車から乗り降りして、まっすぐ目的地に向かってずんずん歩いていく姿も、なんだかちょっと怖い。

 その話を地元に帰ってしたら、
「田舎人間になったな」
と、言われた。

 その人は大学時代、東京近辺に通っていたそうだが、若いというのに、都会に行って人ごみに紛れると異様に疲れたらしい。
「祭りでもないのに、何でこんなに人がいるんだ!」
と思ったそうだ。それで地元での就職を決意したんだって。

 都会にいると、あまりにも人が多いんで、もう本当にその数だけでも圧倒されちゃう感じ。
若い頃、東西の大都市近郊に住んで、勤め先や学校に電車で通っていた時には何も感じていなかったのになぁ。一旦離れてしまうと、電車を乗り継いで移動するっていうことも、あまり今はないから、余計疲れるのかもしれない。

 そう思う私は、やはり本当の田舎人間になってしまったみたい・・・。