カメムシ2006/01/05 08:13

 この季節に何故カメムシなのか!とお思いでしょう。
てんとう虫、ハエ・・・と続いていくわけでして・・・???

  年末年始に我々が宿泊したのは、すでに民宿をとっくの昔に辞めてしまった所。
しかし、なんとか泊めていただけないか・・・ということで、母屋の離れにある1階が倉庫になっている二階の部屋に、その周辺の民宿の規程の素泊まり料金で泊めてもらい、風呂は車で五分ほどの温泉に入りに行き、ガスコンロで自炊している。
本物の、炭の掘りごたつがあるし、灯油のストーブ一個で十分あったかい。トイレはある年から水洗になり、洗面所がひとつあるので、そこで炊事関係も難なくこなす。
鍋釜や調味料関係は母屋に借りにいけるし、年越しそばや漬物などの差し入れもある。

 利点としては、その年末年始に泊めてもらえるかの許可を事前にいただければ、布団は沢山あるし、シーツ枕カバーも人数分十分に備えてあるので、直前に泊まりたいと仲間が言ってきても大丈夫ということ。
一時は、三つある畳の部屋の、どの部屋にもぎっしり雑魚寝するという賑わいぶりであった。(荷物は押入れに入れて、なんとかみんなで寝た)

 最近は、うちの家族と、二組ぐらいしか来ないのだけれども、それでも結構楽しく過ごせる。

 その離れは、普段はもちろん使用していないので、年末年始に私たち一行が行くので、宿の人が掘りごたつをつけてくれ、ストーブを入れてくれると、冬眠していたと思われる、虫達が春かと勘違いして、むくむくと起きてくるのである。

 今年も先に書いた、カメムシ、てんとう虫、ハエさんたちが、数匹ずつ起きてきた。
しかしそこは真冬なのだからして、可愛そうに、皆お陀仏になってしまう・・・という寸法である。

 しかしカメムシはしぶとい!

 宿を後にして地元に帰り、翌日雪で汚く汚れた車を洗って、さっぱりしてから、買い物をして荷物をのせ発車したところ、急に車内にカメムシのなんともいえない青くさい臭いが充満してきたのだ。

 やつはどこかにいる。しかし姿は見えない。
一番たちが悪い。

 数年前に同じことがあった時には、やつの居所をみつけて車窓からポイと投げ捨てたのだが、今日は探したが見つからなかった。荷物の下につぶされて成仏してくれたことを願うのみである。

 しかし車の所有者である家族は鼻が悪いため、カメムシの悪臭にまったく気付かない様子。私は週末までその車に乗ることはない。しばし家族とカメムシとのランデブーが続くのかもしれない・・・と密かに思っている。