今年の年賀状2006/01/06 08:13

 少し前までは、メールの年賀状ですます人が結構いたのだが、今年はそれは皆無だったのが特徴と言えばそうである。あとは、我が家だけの傾向なのかとも思うが、届いた枚数が、例年よりもかなり少なかった。
まぁ、年々出す数をセーブしていることだけは確かであるが、暮れに喪中葉書が多かったことも一因かな。

 年末年始に家族で海外旅行をした、きょうだいは、帰国して荷物を待つ間に、
「うちの年賀状届いた?もしかしてまだ?ショック・・・」
というメールをよこした。残念ながら、やつからの年賀状はまだその時点で届いていなかったのだ。デザインは11月中旬には、おおまかに考えて送ってやっていたのだが、いつもの癖で、仕事を収めてからバタバタと仕上げ、旅行の朝かなんかにポストインしたのだろうことは、想像に難くない。

 印象に残った年賀状としては、今までの長年の勤めを辞めて新会社を立ち上げ、再婚までしてしまった・・・という賀状だろうな。そうか、公私共に充実した一年だったのだなぁ、やったね、おめでとう…と、しみじみした一枚であった。

 うちの家族の反応で面白かった年賀状は、ある友達の家族写真である。

 どこかのテーマパークで撮影したと思われるもの。一番手前真ん中のひげ親父は、よく出来た人形(だと思う)で、長女が腕を組んでいる。生身のエキストラとしては、後ろに金髪の外国の女性がいる。あとは、両親と子供3人の一家5人が、海賊風の扮装をして、剣を握ってポーズを取る・・・の図である。

「ねぇねぇ、見て、面白いよ~、○○の一家だよ!」と言って、家族にその葉書を見せると、やつは、ちらっと写真を見て、
「で・・・、どれが家族?」と、真面目な顔をして、聞いてきたのだ。

 数年前にその友達一家に会った時には、末の娘さんはまだ生まれていなかったということも計算に入れねばならない。そういう目で見れば、確かに末娘もエキストラの可能性が出てくる。他の子たちもかなり成長してきているわけで、どれがどの子かの判断もつかなかったのかも。
それと、そこのご主人は、非常に海賊姿が様になっていたので、これまたエキストラと間違えたのか・・・。

 もしも私が、
「手前のひげ親父(よく出来た人形)が、○○のご主人だよぉ・・・」と言っても、
「あぁ、そうか。元気そうだな」なんて返されたのかもしれない。

 年賀状を年末ぎりぎりに出した、うちのきょうだいみたいな人も結構いると思うので、今しばらくは、一枚、また一枚と細々と来る年賀状を楽しむつもり。