レジェンド・オブ・ゾロ ― 2006/01/22 06:40

さっそく公開初日に見てきました、怪傑ゾロ。
実は例によって例のごとく、まったくこの作品については予備知識がなかった。
この映画を見たがった家族が、昔、テレビで海外ドラマの連続ものとしてゾロを見ており、またアラン・ドロンで映画化されたのも見たということだった。
予告編を見て、「妻子がいるようだが、ゾロは既婚者なのか?」とたずねると、そんな覚えはないと言う。たしか耳が聞こえず口が利けない従者がいたのだが、実は彼は、耳は聞こえるという設定だったような気がする、とのこと。とにかく勧善懲悪、マスクをかぶれば強いが、普段は普通の男なんだよ、という説明を受けて映画を見た。
実際に見てみると、従者は出てこなくて、家族のみ。やはり本作品オリジナルの設定なのか・・・???
映画はカリフォルニアが、アメリカの31番目の州になろうとする1850年のお話。
悪いやつが町にやってくると、町の人が教会の鐘がごんごんと鳴らし、ゾロが現れるというシステムになっている。
冒頭から、悪党がピストルで民衆を蹴散らすのを、いいタイミングで、ゾロが待っていましたとばかりに登場し、大活躍。民衆も声を合わせてのゾロコール。
ムチなのか、細長い紐をぐるぐる絡めて橋げたなどに巻きつけ、ひゅーんと上に上がったりするのは、ちょっとスパイダーマンっぽいかな。馬にまたがり、さっそうとしたその姿。
アントニオ・バンデラスのゾロに、一気に冒頭から心をわしづかみという感じ。
そういえば、このシーンに似たのを、アラン・ドロン扮するゾロ役で、テレビ映画でちょろっと見たような気がしてきた。
その後のストーリーの詳細はまだ見ていない人のために書かないけれど、難解なところは一つも無いので、大丈夫。
とにかくこのゾロ一家は皆、つわものぞろい。映画「シカゴ」に出ていたキャサリン・ゼタ・ジョーンズ扮する奥さんも、めちゃくちゃ強くて女だてらに男性二人、三人と平気で素手で、その場の小物を武器に利用しながら対決していく。
それと映画の初めに、妙に活躍するすばしっこい子供が出てきたと思ったのだが、これがなんと、ゾロの長男。この子が、可愛いのと、子供ながらにゾロ並みの活躍をするので、ダブル、いやトリプルの面白さなのだ。
ラストの見せ場は、一家三人が、それぞれ悪党や、待ち受ける困難と個々に闘うシーンなのだが、「がんばれ、ゾロ一家!」と思わず応援してしまうような感じであった。
あとは、もう一人、意外な人物が大活躍するのも、ラストちょっと面白かったかな。
それと、ゾロの乗る愛馬トルネードが、酒を飲んだりパイプをくゆらしたり、スペイン語じゃないと反応しなかったりと、とぼけた、いい味を出しておった。
ゾロ親子や町の人達が時折話すスペイン語も、なかなかよかった。
プロダクションノートを見たら、子役の男の子はメキシコ人で、それまで英語は話した事がなかったんだって。この子がまだ小さい子役でいるうちに、このゾロ一家の続編を見てみたいなぁと、ちょっと思ったりするんですが、どんなもんでしょう・・・。今後の客の動員数によるんだろうな、きっと。
ロケはメキシコで行われた模様。音楽も、南米の感じを出していて、なかなかいいぞ。奥さんのエレナが、どんな壮絶な場面でも髪の毛ひとつ乱さずに画面に美しく収まっているのに感心したのだが、映画ラストのテロップをみていたら、彼女専属のヘアメークアップアーティストやらアシスタントまでも、名前が一行しっかり出ていたので、妙に納得。さすがハリウッド女優!
寒い日に、暖かい映画館で、なかなか気軽に楽しめた作品だった。
実は例によって例のごとく、まったくこの作品については予備知識がなかった。
この映画を見たがった家族が、昔、テレビで海外ドラマの連続ものとしてゾロを見ており、またアラン・ドロンで映画化されたのも見たということだった。
予告編を見て、「妻子がいるようだが、ゾロは既婚者なのか?」とたずねると、そんな覚えはないと言う。たしか耳が聞こえず口が利けない従者がいたのだが、実は彼は、耳は聞こえるという設定だったような気がする、とのこと。とにかく勧善懲悪、マスクをかぶれば強いが、普段は普通の男なんだよ、という説明を受けて映画を見た。
実際に見てみると、従者は出てこなくて、家族のみ。やはり本作品オリジナルの設定なのか・・・???
映画はカリフォルニアが、アメリカの31番目の州になろうとする1850年のお話。
悪いやつが町にやってくると、町の人が教会の鐘がごんごんと鳴らし、ゾロが現れるというシステムになっている。
冒頭から、悪党がピストルで民衆を蹴散らすのを、いいタイミングで、ゾロが待っていましたとばかりに登場し、大活躍。民衆も声を合わせてのゾロコール。
ムチなのか、細長い紐をぐるぐる絡めて橋げたなどに巻きつけ、ひゅーんと上に上がったりするのは、ちょっとスパイダーマンっぽいかな。馬にまたがり、さっそうとしたその姿。
アントニオ・バンデラスのゾロに、一気に冒頭から心をわしづかみという感じ。
そういえば、このシーンに似たのを、アラン・ドロン扮するゾロ役で、テレビ映画でちょろっと見たような気がしてきた。
その後のストーリーの詳細はまだ見ていない人のために書かないけれど、難解なところは一つも無いので、大丈夫。
とにかくこのゾロ一家は皆、つわものぞろい。映画「シカゴ」に出ていたキャサリン・ゼタ・ジョーンズ扮する奥さんも、めちゃくちゃ強くて女だてらに男性二人、三人と平気で素手で、その場の小物を武器に利用しながら対決していく。
それと映画の初めに、妙に活躍するすばしっこい子供が出てきたと思ったのだが、これがなんと、ゾロの長男。この子が、可愛いのと、子供ながらにゾロ並みの活躍をするので、ダブル、いやトリプルの面白さなのだ。
ラストの見せ場は、一家三人が、それぞれ悪党や、待ち受ける困難と個々に闘うシーンなのだが、「がんばれ、ゾロ一家!」と思わず応援してしまうような感じであった。
あとは、もう一人、意外な人物が大活躍するのも、ラストちょっと面白かったかな。
それと、ゾロの乗る愛馬トルネードが、酒を飲んだりパイプをくゆらしたり、スペイン語じゃないと反応しなかったりと、とぼけた、いい味を出しておった。
ゾロ親子や町の人達が時折話すスペイン語も、なかなかよかった。
プロダクションノートを見たら、子役の男の子はメキシコ人で、それまで英語は話した事がなかったんだって。この子がまだ小さい子役でいるうちに、このゾロ一家の続編を見てみたいなぁと、ちょっと思ったりするんですが、どんなもんでしょう・・・。今後の客の動員数によるんだろうな、きっと。
ロケはメキシコで行われた模様。音楽も、南米の感じを出していて、なかなかいいぞ。奥さんのエレナが、どんな壮絶な場面でも髪の毛ひとつ乱さずに画面に美しく収まっているのに感心したのだが、映画ラストのテロップをみていたら、彼女専属のヘアメークアップアーティストやらアシスタントまでも、名前が一行しっかり出ていたので、妙に納得。さすがハリウッド女優!
寒い日に、暖かい映画館で、なかなか気軽に楽しめた作品だった。