黒皮の手袋2006/01/21 08:52

 少し寒さがゆるんだと思ったら、また寒波到来!

 受験生は、すべらぬ用心とかテレビでも言っていたけれど、当人たちにとっては、雪で受験会場に遅刻しないかなど、大いに心配なことだろう。
すべらず、転ばず、皆、無事に受験会場に、たどり着くようにと祈っている。

 さて、私は昨年から、黒皮の手袋を愛用している。いつも着るコートの右ポケットに入れてある。ポケットにはボタンもついているので、はめていない時にはそこに入れて、きっちりボタンを止めて、落とすのを予防している。

 皮の手袋というと、「大人の女性」と言う感じ。子供の頃、母がはめていたのを見ていたからだと思う。母のは、茶系の手袋だったけれど。

 皮手袋だとフリースなんかの素材に比べると寒いのでは、と思ったが、実際にはめてみると、風を通さないので、なかなか快適。この手袋は、確かパリーグ球団の優勝記念セールで、安く入手したもの。(ちなみに、私の応援しているのは、セリーグの某球団)
1年たって、ちょうど私の手の形になじんできたのもいい。

 この黒皮の手袋をはめる時、手元を見ないで、ささっとはめる際は何ともないのであるが、手元を見ながらはめると、妙な気持ちになってくるのは、私だけだろうか。

 知らぬ間に、怪しげなBGMが頭の中一杯に流れて、自分がこれから悪に手を染めるような、そんな雰囲気になってくるのだ。
もちろんあくまでも雰囲気であって、そんな気には、さらさらならないので、どうか安心してほしい。

 そう、よくミステリーで犯人が指紋を残さないように、はめる手袋が、何故か黒皮の手袋みたいに、私の頭の中にインプットされているのだ。
ドラマの見すぎってやつかな。

 今日も寒空の下で、ドキドキしながら黒皮の手袋をはめている、怪しい私である。