ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

本日発売の村上春樹の話題の新刊を買った。

 確か正月の新聞に４月に出るぞと書いてあった気がする。まずは３が出て、４はそのあとに出ると書いてあった。結局、今朝の新聞広告に出ていたし、朝のニュースでもやっていた。

 前の二冊（（BOOK1とBOOK２）の時には、発売されてから数日後に気付いて買ったのだが、発売日当日に買ったというのは、「海辺のカフカ」以来かも。

 そう、私は、「ノルウェイの森」以来、村上作品は大体読んでいるのだ。それだからして、並んで買うとか、早朝にわざわざ書店に行くという人が…、それもかなりの数、いるというんで、本当にびっくりしてしまっているところである。

 私の買った本を楽しみにしているのは、前の二冊を貸した４人の人々。もう一人貸してあげるねと言っていた人がいたのだが、本が戻ってきた時点で、「あ、それ、読みたくないからいい」と言われた。 

ちょっと驚いたけれど、この小説に描かれている「暗殺者」だの、「カルト集団」だのという言葉を聞きかじって敬遠したのかもしれない。それはそれで、実にまっとうな反応だったので、そうか…と思っただけである。

 万人受けする小説とも思えないし、今回のこのマスメディアの異様な取り上げ方もちょっと気になるところだが、そのおかげで、発売日に手にすることが出来たので、まぁいいか。

 前作の時もそうだったのだが、やっと入手できた村上作品なので、じっくり味わって読みたい。

 深夜、家族や犬が寝静まった部屋で、ページを繰る音だけが響くようなしんと静まり返った部屋のソファーで、一晩一章ずつ読んだのが、この前の二冊である。最後は貸してくれるのを待っている人がいたのと、さすがに最後が気になって、どんどん読んじゃったけれどね。 

そんなわけで、まだ今日は１ページも読んでいないのだが、これからとりあえず、１章だけ、じっくり味わうようにゆっくりと読んでみようと思う。

 今日、金曜日発売ということで、明日休みの人は、夜遅く帰宅してから時間を気にせずに読む事が出来るという意味合いもあるのかもしれない。

 忙しくてゆっくり読書する時間の取れなかった最近の私だけれど、久々に読書の醍醐味を味わおうと楽しみにしているところ。私の本を待っている人は、連休までには読み終えるから、もう少し待っていて欲しいな…。BOOK4が出るまでには、絶対に読み終えるから、ね。