苦楽を共に2009/04/29 20:51

雷と犬
 昨日の晩は、前からチケットを買っていたライブに家族と出かけた。
私は公共交通機関を利用して出かけ、夕方、会場で家族と落ち合った。

 黒柴のくまはもちろん家で留守番だが、両親がいてくれるので、安心して出かけられた。
ライブが終わり、携帯電話を起動したところ、母からのメールが3件入っていた。

 なんでも家の方では7時から一時間半ほど雷雨が激しくなり、くまがパニックに陥ったと言うのだ。

 ライブ会場付近は雨が降った様子もなかったのに。
帰宅すると、雨も収まり、くまは落ち着いた様子だった。既に寝ていたらしいのだが、思わず抱っこしてやった。

 遠くで雷が鳴り出したとき、くまはそわそわ落ち着かなくなり、ちいちいと騒ぎ出したのだそうだ。

 両親がそばにいてやり、大丈夫だよと何度も声をかけたらしい。
その後、パニックがしばらく続いた後、父が頭をなでる中、ようやく静かに眠り始めたらしい。

 もしも両親が来ていなかったら、そんな騒動も何も知らず、留守番の間、くまがどれだけつらい思いをしたのかも知らず、呑気に帰ったことだろう。

 一晩、苦楽を共にした両親とくまは、すっかり気持ちをひとつにしたかんじ。
両親が近くにいても、そわそわせずに、今もぐっすり居間の片隅のケージで熟睡している。

 それにしても、めったにない雷雨のくまの姿を見られなかったのは非常に残念である。
両親は、昨年も、私が外出している間、雷雨になった時に、くまと留守番してくれていて、これで二度目の体験だったのだ。
うーーむ、うらやましい。