1枚のハガキ2011/08/20 16:25

1枚のハガキ
新藤兼人監督の「1枚のハガキ」という映画を観てきた。

戦争の悲劇と人間の再生を描いた映画だと思う。
その中で、兵士が奥さんの書いたはがきを仲間に託すのだが、検閲がある中で、淡々と書かれた文章に、奥さんの思いが込められていた気がする。

この夏、暑中見舞いを出した。

年賀状とかぶる人、昨年は書いても今年は出さなかった人もいる。逆もしかり。

返事もあったり、なかったり、メールで来たりとさまざまである。必ずしも返事を期待しているわけでもなくて、返事が来なかった人も、私のハガキを受け取った時に、私のことをちらとでも思ってくれたと想像するだけで、いい。

年賀状だけで終わるのではなくて、その間にちょこっと近況を知ってもらえ、元気でいるんだと思い出してもらえば、それでいい。


最近、忘れたころに残暑見舞いが来たりして、短い文章の中にその人らしさが表れていると、なんだか気持ちがなごんだりする。

1枚のハガキを、相手を思って書くという行為は、今も昔も変わらないなぁと思ったりして。

毎年迷う、暑中見舞いだけれど、可能な限りは今後も細々と続けていこうかなと、思ったりして…。