福祉用具 ― 2007/04/13 17:16

介護保険を受けている家族のために、家の中に手すりなどを少しつけてもらうことにした。
家に設置&固定できるものは介護保険が適用されてレンタルになるが、そうじゃないものについては、すべて買い取りになるらしい。
今のところ、ベッドから起き上がる時の手すりはレンタル契約。
玄関と風呂、トイレの手すりも、その予定。
風呂に敷く滑り止め、それから玄関の段差を縮めるための踏み台については、実費を出して購入することになった。
ケアマネージャーさんに頼むと、さっそく福祉用具の会社の方が見えて、見本品を直接設置してくれた。
たまたま、来てくれた2回とも、本人がいない日だったのだが、
「とりあえず使ってみてください」といって、次回来る時まで、おいていってくれるのだ。
初回はベッドの器具だったけれど、なかなか便利みたいで、翌朝聞いてみたら、
「邪魔になるかと思ったけれど、結構使えた」とのこと。
今日お試しで玄関につけてもらった手すりは、いわゆる「つっぱり棒」タイプで、天井と床でしっかり固定されている。
玄関に一本と、上がり口にもう一本設置し、その間に、いい具合に手すりを斜めにつけてくれた。
デイサービスから帰宅した家族が
「あら・・・」とか言いながら、さっそく試しに使っていた。
風呂場は、風呂桶のはじっこに取り付けるタイプのもの。
「今夜、使ってみましょう」とのことだった。
つい、数ヶ月前までは、杖を持つのさえ、「格好が悪い、年寄りくさい・・・」と抵抗があった家族だが、今では
「杖があると、安定感がある」と、外出時には必ず持って出るようになった。
出先でも、当初本人が心配したように、置き忘れることはなく、しっかりと身体を預けながら、家まで帰ってくる。
庭に出るときにも、庭用の長い支柱を杖代わりにして、えっちらおっちら歩いて庭を観察しているので、今、我が家ではこの家族の事を密かに「ヨーダ」(スターウォーズに出てくる、杖をついてる小さいおじいさん、ね)と呼んでいるほどだ。
「今は年寄りが多いから、色んなものが出てるんだよねぇ」と、不在の間に取り付けた補助具を嫌がらずにいてくれるので、その点は、家族としては大変嬉しいところだ。
今日は設置途中でケアマネージャーさんも来てくれて、一緒に設置箇所を全部チェックした。
「風呂場の手すりの形、こんなのあるのね」と、感心していた。
あとで、設置してくれた福祉用具会社の男性に聞くと、どんどん新しい製品が出ているんだって。
その一方で、せっかく廊下につけた手すりが使われず、ただのタオル掛けになっていることも、時折あるそうだ。
しかも、その、手すりに掛けたタオルが落ちて、それに足を滑らせて転倒するなんてことも、あるらしいのだ。
当初は我が家もベッドの補助具だけレンタルするはずだったので、それからはだいぶ大掛かりにはなったものの、使用する家族が常に使うところをピンポイントで網羅したという意味ではいいのかも。
「他の家族が使って壊しちゃうことはないですかね」と帰りがけに担当の男性に聞くと、
「いえいえ、大丈夫。使ってください。さっき○○さん(ケアマネージャーさんの名前)も手すりにつかまって降りてましたよね!」
と、笑っていた。
うーーーむ、青年よ(福祉用具の社員は、結構若い人だった)、君からすればケアマネさんや私は相当なオバサンだもんなぁ。
観察眼、するどいぜっ!
ちなみに玄関で、試しに手すりにつかまってみるも、今ひとつ、ありがたみはわかんない感じの私である。
だけど、今度注文して買う踏み台があれば、それはやっぱり使うかもしれないな。
今の家も、家族が30年ぐらい前に建てたものらしい。その時には、これぐらいの段差なんて、なんともなかったんだろうね。
私が介護保険を使わないまでも、そのくらいの年齢になったときには、もっともっと色んなものが開発されてるんだろうなぁ。
便利なものは、家族を見習って煙たがらずに積極的に使って、生活の質をあげていきたいなぁとしみじみ思った次第。
家に設置&固定できるものは介護保険が適用されてレンタルになるが、そうじゃないものについては、すべて買い取りになるらしい。
今のところ、ベッドから起き上がる時の手すりはレンタル契約。
玄関と風呂、トイレの手すりも、その予定。
風呂に敷く滑り止め、それから玄関の段差を縮めるための踏み台については、実費を出して購入することになった。
ケアマネージャーさんに頼むと、さっそく福祉用具の会社の方が見えて、見本品を直接設置してくれた。
たまたま、来てくれた2回とも、本人がいない日だったのだが、
「とりあえず使ってみてください」といって、次回来る時まで、おいていってくれるのだ。
初回はベッドの器具だったけれど、なかなか便利みたいで、翌朝聞いてみたら、
「邪魔になるかと思ったけれど、結構使えた」とのこと。
今日お試しで玄関につけてもらった手すりは、いわゆる「つっぱり棒」タイプで、天井と床でしっかり固定されている。
玄関に一本と、上がり口にもう一本設置し、その間に、いい具合に手すりを斜めにつけてくれた。
デイサービスから帰宅した家族が
「あら・・・」とか言いながら、さっそく試しに使っていた。
風呂場は、風呂桶のはじっこに取り付けるタイプのもの。
「今夜、使ってみましょう」とのことだった。
つい、数ヶ月前までは、杖を持つのさえ、「格好が悪い、年寄りくさい・・・」と抵抗があった家族だが、今では
「杖があると、安定感がある」と、外出時には必ず持って出るようになった。
出先でも、当初本人が心配したように、置き忘れることはなく、しっかりと身体を預けながら、家まで帰ってくる。
庭に出るときにも、庭用の長い支柱を杖代わりにして、えっちらおっちら歩いて庭を観察しているので、今、我が家ではこの家族の事を密かに「ヨーダ」(スターウォーズに出てくる、杖をついてる小さいおじいさん、ね)と呼んでいるほどだ。
「今は年寄りが多いから、色んなものが出てるんだよねぇ」と、不在の間に取り付けた補助具を嫌がらずにいてくれるので、その点は、家族としては大変嬉しいところだ。
今日は設置途中でケアマネージャーさんも来てくれて、一緒に設置箇所を全部チェックした。
「風呂場の手すりの形、こんなのあるのね」と、感心していた。
あとで、設置してくれた福祉用具会社の男性に聞くと、どんどん新しい製品が出ているんだって。
その一方で、せっかく廊下につけた手すりが使われず、ただのタオル掛けになっていることも、時折あるそうだ。
しかも、その、手すりに掛けたタオルが落ちて、それに足を滑らせて転倒するなんてことも、あるらしいのだ。
当初は我が家もベッドの補助具だけレンタルするはずだったので、それからはだいぶ大掛かりにはなったものの、使用する家族が常に使うところをピンポイントで網羅したという意味ではいいのかも。
「他の家族が使って壊しちゃうことはないですかね」と帰りがけに担当の男性に聞くと、
「いえいえ、大丈夫。使ってください。さっき○○さん(ケアマネージャーさんの名前)も手すりにつかまって降りてましたよね!」
と、笑っていた。
うーーーむ、青年よ(福祉用具の社員は、結構若い人だった)、君からすればケアマネさんや私は相当なオバサンだもんなぁ。
観察眼、するどいぜっ!
ちなみに玄関で、試しに手すりにつかまってみるも、今ひとつ、ありがたみはわかんない感じの私である。
だけど、今度注文して買う踏み台があれば、それはやっぱり使うかもしれないな。
今の家も、家族が30年ぐらい前に建てたものらしい。その時には、これぐらいの段差なんて、なんともなかったんだろうね。
私が介護保険を使わないまでも、そのくらいの年齢になったときには、もっともっと色んなものが開発されてるんだろうなぁ。
便利なものは、家族を見習って煙たがらずに積極的に使って、生活の質をあげていきたいなぁとしみじみ思った次第。