パン生地をこねる2013/05/10 22:06

パン生地をこねる
また今期の家庭料理教室がスタートした。

初回はテーブルロールというシンプルなパン。生地をひとりずつこねるところから始まる。

食パンは、いつも材料を計量して家庭用ベーカリーに入れてスイッチオンで焼いているのだが、以前は、こねるのと一次発酵のみ機械でやり、あとの二次発酵や成形、オーブンで焼くのは自分でやっていた。

だから、パン生地のいい具合というのは手がおぼえている。
手でこねるのは久々だったのだが、力の入れ具合もちょうどよく、いい感じで出来たと思ったら、先生にほめられて、同じ班の人が、みな私のこねたパン生地を、かわるがわるさわって「柔らかい」と言っていた。

それほど器用な性質ではないと思うけれど、自分の手で覚えたことは、手がちゃんと覚えているんだなぁと思った。

昨年の春から習い始めた羊毛フェルトで作る手芸もしかり。
言葉で説明するのは難しいのだが、手がおぼえると、考えなくてもちゃんと、無駄なくいい感じに仕上がるのだ。

パン生地の、ふんわりしたあの柔らかさも、羊毛フェルトのふわふわ感も、手がおぼえているっていう訳。

頭じゃなくて手がというところが、結構いいなと思う。手を動かすのは頭なんだろうけれど、それでもやっぱり手がおぼえているとしか言いようのない感覚、大事にしたいなぁ。