エンディングノート2012/01/25 22:15

エンディングノート
遅ればせながら、「エンディングノート」という映画を観た。

バリバリの仕事人間だったお父さんが、仕事をリタイアして、これからゆっくり…という時に、末期のがん宣告をされる。その後、自分の葬式までのエンディングノートを作る様子を闘病生活や、家族とのやりとりを交えて、次女が撮ったドキュメンタリーである。

お父さんは、徐々に痩せて行き、亡くなる3か月前にカトリック教会に行って、そこでお葬式をしてほしいと頼みに行く。次女がカトリックの信者だったし、家に近い、などいろいろと理由を上げていた。

そこの教会は私の古い知り合いが行っている教会で、私もミサを受けたことがある。またエンディングロールで、私の宗派の、何度か行ったことのある教会も、撮影されていたと判明。

そういえば…と、思い出すシーンがあったっけ。

結局12月に亡くなってしまうのだが、その直前に信者の次女が、カトリックの洗礼を授ける。緊急洗礼の場合、信者なら、だれでも洗礼を授けることができる。

だから、私も出来るんだよなぁと思ったり…。
キリスト教の葬式というのは、確かに簡素で、暗さはないかもしれないなぁ。

家族同士のやりとりは、時にこっけいなのだが、最後は涙がこぼれてこぼれて…という感じだった。

澄み切った青空でスタートした映画が、ラストお父さんが亡くなるシーンでは、病院から見た夕焼けだったことが妙に印象に残った。
映像としても、すてきなシーンが沢山あった。

いい映画だったと思う。