ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

　今朝は氷点下の寒さである。

　家族が会社に出かけてから、庭の外をはき、畑の霜柱をさくさく踏んだりして、ふと見ると、野鳥が地面で冷たくなっていた。

　すずめよりも大きい鳥である。
犬のケージから少しはなれた土の上で、静かに事切れていた。

　夕べは冷えたからね、寒かったろうね、ゆっくり土の布団の中でお休み…と心の中で思いながら、庭の片隅の土を掘って中に埋めた。

　おととしも、こんなことがあった気がする。
その時はまだ犬は飼っていなかったんじゃないかな。

　犬や猫に見つけられなくって良かったね、きれいな姿のままだったもんね。
いつも、きれいな声を聞かせてくれてありがとう。うちの庭の木の実を沢山食べてくれたかな？

　いつも同じように聞こえる鳥の声だけれど、やはり年々世代交代はあるんだろうな。
「幸福の王子」に出てくる鳥（ツバメ？）も、確か冷たくなって死んでしまったんだよなぁ…。

　小鳥一羽でも、いのちの尊さを感じさせてくれた朝だった。