犬を守るのだ!2009/10/09 22:16

犬を守るのだ!
 いつものように近所の公園に犬と散歩に行った。

 公園の近くにある公民館で公文式の教室をやっているので、夕方は結構子供達でにぎわっている。

 教室に通っている子の妹や弟くらいの年齢のちっちゃい子たちもたくさんいて、楽しそうに遊んでいる。

 公園から公民館の前を通り抜け、坂を上がっていくのがお馴染みのコースだが、その坂の上で遊んでいたちっちゃい女の子が、プラスチック製の車をぱっと手放してしまった。

 かなり急な坂なので、下にいる私たち、…というか、まさしく愛犬めがけてその車が落ちてきたのだ。
人間ならどうってことないだろうが、犬に体当たりすれば、結構打撃である。

 犬も危険を感じたのか、くるくるまわりだした。
危ないっ!…と思わずくるりと背中を向けて、身を挺して犬を守ろうと動いた。

 …と、車はコロコロころがって、私のすぐ後ろで止まった。
ふと犬を見ると、舌を出して満面の笑みになので、思わず、ずっこけた。

 私は身を挺してお前を守ろうとしたんだよ。
それなのに、何がそんなに面白かったんだろうねぇ。

 思わず、苦笑いしながら、子供達の横を通り過ぎたのだった。
それにしても、大事なくて、本当に良かったよ、くま!