犬との根競べ2009/09/13 21:26

犬との根競べ
 久々に犬のしつけ教室に行った。

 今日のうちの犬は、今ひとつ切れが悪い。指示をすぐに実行しないのだ。
ドッグトレーナーもそれは分かっていたみたい。

「とりあえず、飼い主さんが、どのように犬をしつけるかですから。それを学ぶ場ですから」と言われた。

 犬とのすれ違いで、興奮せず通り過ぎるというところで、犬が気になっている相手を対象に、何度も何度も練習を繰り返した。

 興奮して相手の方に行こうとしてリードを引っ張られてしまう時、瞬時に判断して、チョークチェーンを横に強く引いて「だめ」と言葉でも言って、しつける。

 そのタイミングが遅れてしまうのと、言葉かけをつい忘れてしまうのと。
なかなか難しい。

 その後、伏せもすぐにはやらず、また伏せのままでの待てもすぐに立ってしまったりする。

 犬も、飼い主を見て、これくらいならやらなくてもいいだろうと、高をくくってるのだそうだ。

 で、こっちがちょっといらだって指示を再三与えると、
「はいはい、分かりましたよ」って感じで、言う事を聞くんだそうだ。

 噛み付いたりするような激しい反抗はないものの、飼い主の態度を見て、犬も出方を決めているのだそうだ。

 1歳半になって、どうしてもお互い馴れ合ってきて、飼い主も妥協してきちゃうらしい。
100パーセント言うことを聞く犬にするのか、90パーセントで妥協するのかという、そんな飼い主の気持ちも犬に伝わっていくらしい。

「今はそういう時期なんですけれど、とにかく、がんばってみてください」
と、言われた。まったくしつけというのは気が抜けないなぁと実感。

 2頭を連れてきているボーダーコリーの飼い主は、子犬に対してチョークチェーンを一度引いて、「だめだよ」とペナルティーを科すと、その犬はちゃんと言うことを聞いていた。
一回で言う事をきかすというのもポイントらしい。なるほど・・・。

 リーダーウォークの練習時に何か最近問題はなかったかと聞かれたので、動物病院で獣医にのみ&ダニの薬をスポットしてもらうときに、うなりをあげて噛もうとしたと報告。

「男の子だねぇ」とトレーナーは笑ってから、
「で、飼い主さんに噛もうとしました?」と聞くので、「いいえ」と返事をしたら、
「なら、いいです。まったく問題ありません」とのこと。
「あの薬は嫌がる子は嫌がるから」だそうだ。

 こっちは獣医さんにも問題視されちゃうしで、困ったなぁと思っていたのだが、トレーナーの言葉に少し安堵したのだった。

 かなりしつけは出来ているのだが、やはり継続していかねば意味はない。
元気付けられたりもしたので、とりあえず、焦らず諦めずまた日々の生活の中でたゆまず続けて行こうと思う。