HACHI2009/08/21 19:32

HACHI
 映画HACHIを観にいった。

 家人は、涙もろいので、一緒に行くのを拒否。
で、遊びに来ている両親と平日観た。

 随分前に日本映画で仲代達也主演の、ハチ公物語を観た記憶があるのだが、その頃は犬を飼っていなかったので、詳細はあまり覚えていない。

 今回は、犬を1年半飼っているということと、アメリカの映画なので、ちょっと今までとは違う見方が出来たように思う。

 まずは、秋田犬(アキータというらしい)で、家で飼っている柴犬と同じ日本犬ということで、子犬時代は、家の犬の子犬時代を思い出し、ほのぼの。

 犬の毛の手触りまでも、見ていて分かるので、そういうところは結構楽しめた。
その反面、あっという間に大きくなって見ると、柴犬に比べて秋田犬の大きさに驚く。

 体の形は同じなのに、皆、パーツがでかいのだ。
これじゃ、うちみたいに抱っこは無理だよな。

 主人公の大学教授の奥さんは当初犬を飼うことに反対しているのだが、結局夫に対する愛情から、飼うことを許可する。

 その辺が、後半、教授が亡くなったあとに、奥さんでなくて娘が引き取るという設定につながっていき、違う町に連れて行かれるHACHIが、元の町の駅に戻っていくということになるのだと思う。

 確かに今は亡き主人をけなげに雪の中でも待つHACHIは忠犬だと思うけれど、駅員や、コーヒーを屋台で売っている店主、餌をくれる肉屋さん、通勤通学で利用する人達皆が、HACHIのことを気にかけていたから、長生きできたんだろうね。

 昔は今みたいに家の中で飼うことはなかったし、なんとなーく地域で犬を可愛がっていたというような構図もあったんだと思う。

 HACHIは、飼い主の教授を待ちながら、町で会う人々に会いたくて、可愛がってもらいたくて、そこにいついて、駅に行ったのかなぁなんて思った。

 ラストはさすがに涙涙で、涙もろい家人が行くのをやめたのは、正解だったと実感。
まぁ、こういう映画は泣きに行くようなものなんだけどね。

 次は同じ犬でも、ディズニーアニメの主人公、ボルトという映画を観てみたいなぁ。