手紙2009/03/23 18:50

手紙
 月に一度、手紙を書いている。

 毎月編集・発行している会報を郵送するのに、一筆したためて同封するためなのだけれど、考えると、手紙を書くという行為は、このときくらいしか今は日常していない気がする。

 メールと違って手紙となると、まずは封筒に宛名を書いて、差出人に自分の住所氏名を書く。これは郵便局の人が読んで、あて先に届けるので、番地などを間違えぬよう、細心の注意をはらって記入する。

 切手も貼る。
そういう手順が、手紙には多いのだ。

 便箋も用意して、ボールペン片手に、さてと思って、つらつらと書き始める。
字はきれいに越したことはないのだが、時間に追われて書きなぐるような事が多く、なかなか丁寧な心のこもった文字とはいえない。

 それでも一応心の赴くままにつらつらとしたためて、署名し、封をしてポストに入れるという、一連の行為は、手間隙かかるだけに、ひとつやりとげたという充実感があるものだ。

 手紙を書く時には、相手の事をおもう。
そして、その人が手紙を受取って、開くときの気持ちなんかも考えるとちょっと楽しい。

 そのようにして、今日、長らく送る予定で先延ばしにしていた手紙をようやっと郵送したのだった。