ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

　遠方に住む家族が来たので、カラオケ大会と相成った。

　皆、思い思いの曲を選んで歌う。
事件は、年長の家族の番になったときのこと。

　「くちなしの花」を選曲した家族がマイク片手に、おもむろに、
♪い～までは、くびわもぉ～まぁわるほどぉ～♪
と、歌い出したから、もう大変。

「首輪がまわる？黒柴くまの？」
ってことで、なんだか皆、笑いが止まらなくなった。

　歌っている本人もへらへら、照れ笑いしながら、歌い続けている。
…と、傍らで笑い転げていた家族が、
「今朝の、くまの新しい指輪を思い出しちゃった」
と、言うので、また爆笑の嵐。

　今朝、くまは福袋に入っていた新しい首輪をしたのだが、それを今度はご丁寧に、指輪と言い間違えているのだ。

　こうなると、もう、本当にバカみたいなのだが、笑いが笑いを呼んで、ひぃひぃと腹を抱えながら、お腹が痛くなってもまだ笑いが止まらない。

　くまが、やつれて首輪がぐるぐる回っている図に追加して、くまの足の指に指輪がはまっている図も想像で加わったものだから、もう爆笑の渦はとめようがない。

　さすがに、歌っていた家族も、頭にきたようで、
「こんなんじゃ、聞こえない。歌えやしない！」
と、マイクをおいたまま、二階の寝室に上がって行ってしまった。

　その後も、何度も何度も、「首輪」と言っては思い出し笑い。
あんなに笑ったのは、子供時代以来かというぐらいの大爆笑だった。
くまは、と言えば、寝ていたのだが、小首をかしげ、なんなんだ…というような不思議そうな顔をしていた。

　犬って言うのは、やっぱり笑えないんだよなぁ。
こんなにおかしいのにね！