おできで動物病院へ2008/09/22 12:59

おできで動物病院へ
 黒柴のくまの顔におできが出来て、先週病院に家族につれて行ってもらったのだが、朝のブラッシングの時に様子を見ると、どうも1週間前よりも大きくなっているようだ。
その時は、もう治りかけているということだったのだが・・・。

 今日は他に予定がなかったので、動物病院に連れて行くことにした。
くまは、大喜びで移動用のクレートに入る。

 私と出かける=病院なんだけれど、一緒に行けることのほうが嬉しいし、車は大好きみたいで乗せるとさっそく目をつぶって眠る体制である。
あっという間に着いちゃうって言うのにね。

 獣医さんによると、
「人間の子供でも顔にぷつっと出来るでしょ。でも病院にわざわざは連れて行かないですよね。犬とかだと、心配して大体連れてきちゃうんですよね」とのこと。

 親バカは私だけじゃないのかと、ちょっと胸をなでおろしたが、獣医としては、その腫瘍が良性か、あるいは悪性(つまり癌)であるかを診断する必要があるんだそうだ。

 くまが10歳くらいだったら、まず癌を疑うらしいのだが、くまは、今日でちょうど生後7ヶ月。まだまだ若い。
しかし、中には若くても出来る腫瘍もあり、それが良性か悪性かは見た目では判断できず、組織を取らないといけないらしい。

 うちのくまは食欲もあるし、体重も減っていないし(むしろ増えて10・6キロもあった!)・・・と言うわけで、とりあえず、治りが悪いのかもしれません・・・ってことで、1週間分、抗生物質を処方された。

 それで様子を見て、まだ治らないようならば、組織を取って検査するけれど、その場合には、麻酔をかけますと言われた。

 柴犬の場合は、飼いかた次第で、飼い主にも本気で噛み付いてくる事があるそうだ。
うちのくまは、診察台で獣医さんが指摘したように、今はしっぽを振って獣医さんも大好き状態だが、麻酔をかけずに顔の組織を取る場合、それがトラウマになり、以降ずっと病院に来るたびに噛み付く可能性があるので、それは避けたい・・・とのことだった。

 こちとら、2回目のワクチンから、最近の去勢手術まで、全部、車で10分もあれば来れるここの病院にお世話になっているので、毎回優しそうな獣医さんを困らせるようなことはしたくない。

 獣医さんは、くまの背中をなでながら、
「今、結構いい感じで育っているので、これからもこんな風に気をつけてしつけてくださいね」と言った。

「遊んでいて甘がみするんですけど、それは全然怪我はしないくらいの感じです」というと、
「それは遊びの一環だからね。本気噛みっていうのは、鼻に皺を寄せて、うなり声を上げて噛むやつだから全然違います」というので、
「歯磨きなどの時に経験があります」と、正直に答えた。

「そうですか、ありますか。とにかく今のこの感じでいいんで、がんばってくださいね」とのこと。

 獣医さんは毎回同じ事を言う。
でもそれだけ柴犬には手を焼いているんだろうなぁ、きっと。お気の毒に。

 帰宅して、餌に薬を混ぜてさっそく飲ませた。ふとくまの顔をみると、血豆みたいに、ぷっくりと患部から血が出ていたので、ウェットティッシューでぬぐった。
やっぱり病院に行ってよかった。

 願わくば、来週行くときには、顔のおできが小さくなっていますように。
雨降りで、中に入れられたくまは、飼い主の心配をよそに、ぐっすり眠っているようだ。
小ぶりになったら、早めの散歩に出かけようっと。