犬のペース2008/09/17 18:07

虫に刺された
 今日で黒柴のくまが我が家に来て、ちょうど5ヶ月。

 朝夕の散歩も板についてきたし、外のケージ、中のケージ、クレートと言われる、移動できるケージ、どこでも、それなりに過ごせるようになった。

 5ヶ月たって、ようやく少し分かってきたかなと、思えるのが犬の暮らしのペースである。

 私たち人間にもそれぞれのペースがあるように、犬にも固有のペースがある。
やたら、噛み付き系でじゃれてくるのは、遊びたい時である。

 こういう時に、決まった事をやらせようと思ったり、ブラッシングをしたりしようと思っても、全然言うことを聞かない。
腹を立てて叱るよりも、こういうときは少しでもいいから、一緒にロープの引っ張りっこなどで、遊んで発散させてやるといいみたい。

 眠たくなると、こちらが手を出しても、全然反応がなくなる。
その場合は、そのままそっと寝かせてやるのが一番である。
ただし、反応がにぶいので、しっぽや足を触ってみるのも、また面白い。

 トイレは、食後や、寝て起きた時、遊んだ後などにする。
中でも外のケージでも、たまの例外を除けば、きちんとトイレで出来るようになった。

 一度感心したのは、医者に連れて行こうとして、クレートのドアを開けて近づけたところ、まずは、トイレに行っておしっこをしたことである。
車で外出する事が分かって、トイレでまず済ませたのは、えらい。

 あとはかなり興奮した状態で一緒に遊んでやっていて、思わずその場でおしっこしてしまい、あわててトイレに行って残りをしたこと。

 むろん、他の場所が汚れてしまったのは痛いが、それでも自分の失敗に気付いて、トイレに向かったところなんか、本当にえらいぞ。

 えらいことばかりだけじゃなくて、嫌な事をされると切れること、興奮しやすいこと、かなり負けん気が強いこと、それでいて臆病なところ。
・・・こういったくまの性格も、もう仕方ないと受け入れていくしかないとようやく思えるようになった。

 むろん、きちんと押さえ込んでしつけは継続していくけれどね。
昨日もブラッシングが嫌で、切れて、うなりながら噛み付いてきたときにも何とか押さえ込み、その後、大人しくブラッシングさせることも出来るようになった。

 体も大きくなって、色々変な自信がついてきたので、気は抜けないけれど、くまの性格と上手につきあっていくしかないね。

 体重も10キロを越えて、餌の量も最大に増えた。
今しばらくは、くまの生涯で一番沢山食事が出来る時期である。
さすがに量が増えたので、今まで程、がっつかず、途中で休みながら食べている。

 それでも、ほんの一粒がケージの外に落ちていると、嗅覚で発見するらしく、それを見つけて私がやるまで、水を落ち着いて飲もうとしないしつこさにも敬服しているところ。

 まずは5ヶ月無事経過・・・である。