「開いてますよ」2008/08/19 21:57

ステンドグラス
 今月から、長らく休んでいたステンドグラスの教室に、また月二回、通い始めた。
玄関横の縦長のガラスにステンドグラスを入れるためである。

 そのため透明のガラスを入れているのだが、外から丸見えのため、障子紙をはってとりあえずしのんでいる。

 なんとかガラスを買う予算が出来て、年内に入れると建築士に約束したので、必死でデザインを考えた。

 結局、以前、二階のサンルームの小さい窓に入れた、ヨットとカモメのデザインをアレンジして、貝殻や魚、灯台などもつけたし、全部で5枚のステンドグラスを縦に並べることにした。

 初回は、久しくガラスを切っていなかったので果たしてうまく切れるのか心配だったのだが、なんとか失敗なく切れた。ガラスカッターなどの道具も、皆、そのまま使えたし。

 そして今日二回目は、いきなり失敗の連続。
最後に一番高いガラスを切る段になり、また失敗してしまったから、さぁ大変。

 かなり時間は押していたのだが、
「先生、このガラス二枚だけ切らせて終わりにさせてください」と、頼み込む。

 他の二人の生徒さんも、「がんばって」とじっと見ながら応援してくれている。

「普通に切ればいい」と先生は言うのだが、ガラスの値段を考えると、もう失敗は許されないので、かなり緊張しつつ、なんとか二枚を無事、切り終え、ほっとした。

 車にガラスなどをつめこんで、「あー、疲れたぁ」と声に出してから、発進。
大通りに出て、踏み切りで待っていたら、うしろから、
「開いてますよ」と。

 なんと、車のバッグドアが全開で走っていたのだった。
カーエアコンの効きが悪い訳だ。

 声をかけてくれたのは、サラリーマン風の男性で、踏切が閉まっているので、横断歩道じゃないところを渡っている途中だったようだ。
こちらが、絶句していると、「閉めましょうか」と親切に言ってくれたので、
「あ、じゃ、お願いします」
親切な人である。

 その後、踏み切りも開いて、無事に発進することができた。
良かった、良かった。

 普段、横断歩道のないところを渡っている人を、白い目で見ていた私だが、これからはちょっと違うかも・・・。

 それと、過去に車のバッグドア全開で走っている車を何度か見かけた事があり、
「一体、なにしとんねん!気付かんかい」と思っていたのだが、その考えも少し改めることになる。

 ガラスを切った時点で今日のすべてが終わった感の私。
その後の、買い物の後、ものすごい雷雨が来て、両親と共に、自宅で黒柴のくま♂6ヶ月が大騒ぎしているとは、その時にはまだ知る由もなかったわけである。