パピートレーニング2008/06/06 17:01

パピートレーニング
 今日は黒柴の子犬くまの、パピートレーニングの初日。

 14時40分に家に先生が来た。
1時間5,000円のレッスンである。

 申し込み用紙3枚に記入している間、先生は、くまを見ている。
「わん!」なんて、くまがめずらしく吠えているので、色々試しているんだろうと思いつつ、餌の種類とか住まいとか、色々な事を細かく記入した。

 今日は、あま噛みをやめさせるレッスンのみ。
話すうちに、うちのくまは、あま噛みどころか、家族に順位をつけようと、本格的に噛み始めているということが判明した。人間を試しているそうだ。

 まずは先生がお手本。
犬に手をわざとかませて、口をおさえこみ、右前足をがっちりつかんで、くまがじたばた暴れるのをやめるまで押さえこむのだ。

 くまは大げさに騒ぐが、先生は、
「口を押さえているだけで鼻から息は出来てますから大丈夫。日本犬は大げさなんです。」と。

 ようやく諦めて静かになったところで、今度は犬に順位を教えるマウンティング。
足の間に犬を入れて、座れの姿勢から、ふせにしていって、こんどは右前足を持ってくまをひっくりかえす。
服従のポーズである。

 ここで噛まれたら、「だめ!」と一言だけ言って、さっきの口と体を押さえ込むことをやればいいそう。

 くまはおとなしくなったので、次はお腹を見せた姿のまま、右前足をマッサージするようにさわり、次左前足、後ろ足とやっていき、次に、しっぽ、耳を触る。・・・というように末端部をさわっていくのだ。

 それから、まづるトレーニングといって、口を持って左右上下と口をまわしていく。
犬は下位の犬の口のところを噛んで順位を知らせるんだそう。
ここを押さえ込まれるのは犬にとっては嫌なポーズらしい。

 さて、同じことを全部私がやる。
「噛むようにしむけて」と言われたが、くまも懲りたのか、おとなしく、全部の動作はスムーズにいった。

 終始、無言でやっていくと、くまも考えていくんだそうだ。
犬は、対個人で順位をつけるので、毎日、私と家族で同じ事を最低一度はやって、くまにお前は一番下なんだよと教え込む。

 成犬になる1歳半くらいまでは、「もしかして俺は大きくなって親に勝てるのでは」と思うこともあるので、思い出したように月一やるといいらしい。

 今日のレッスンはこれで終わり。ちょうど一時間。
くまも、ぐったりしていて、「しばらくほっておいてくださいね」とのこと。
次週は散歩のトレーニングである。

 今日分かったのは、わずか3ヶ月でケージの中でうんちをしないでいるって、ものすごいことなんだって。それだけ我慢強いのだ。
えらいぞ、くま。

 でも、散歩が出来ないとずっと我慢しちゃうから、庭でさせるようにトレーニングするといいらしい。
さっそく今日から始めてみよう。

 犬の家庭教師なんて・・・とちょっと気恥ずかしくもあったけれど、先生に来てもらってよかった。文字通り、開眼した。

 人間ってつい、犬を擬人化しちゃうけれど、くまは正真正銘の犬なわけで、3ヶ月の今きちんとしつけないと、病院に行かなくてはならないくらい飼い主を噛んでしまう頑固な日本犬であるということが分かった。

 なんだよ、日本犬って結構しつけ、大変じゃない。頑固だって言うし。
今じゃないと、制御できなくなると言われたから、いい時期でまにあって本当に良かったよ。

もう、くまが噛むのも怖くないぞ。今夜から覚えておけ。こっちが主人だと分からせたるっ!
これから、とりあえず1週間、がんばってみようっと。