ころちゃんブログ（手描きイラスト＆雑文）

　こないだの日曜日の午後、友達がぶらりと遊びに来た。

　我が家は喫煙者がいないので、友達は、時々タバコを吸いに庭に出る。
そこで、「あれ、なにこれ？」
と、指差した。

　園芸の師匠がだいぶ前に、途中で切った木に、きれいに丸い穴が開いているのだ。
その木の枝が、先日腐っていて、途中でもぎ取ったのだけれど、穴が開いているのは、枝じゃなくて、本体の方。

　友達に言われるまで、全然気がつかなかった。
「何かで丸く開けたんじゃないの？」
と、言われるほど、本当にまんまるなのだ。

　家族が中を覗き込んで、
「奥の方が深くなってるから、鳥かな。キツツキ？」なんて、言っていた。

　そして今朝、庭を一回りして、ふと見ると、小さい鳥がその中に入っているではないか。
何しろ中から目玉をくりくりさせているだけなので、鳥の種類は分からない。

　近寄ってみても全然怖がらない感じ。
まぁ、鳥の巣は、手を伸ばしても届かないところにあるし、何しろ私は毎朝夕に庭に出ているからして、鳥はとっくに私が危険人物じゃないことを知っているのだろう。

　そうか、そうか･･･。
野生の鳥が、我が家の庭に巣くっていたとは、本当にびっくり。

　木の太い方はまだ腐っていないと思うから、当分これはこのままにしておかなくちゃ。
確かに最近小さい可愛い鳥がよくいるなぁと思っていたのだけれど、そうですか、我が家に家を作ったんだね。

　なんだか、ほのぼのと嬉しい気持ちになった朝だった。
友達にも、さっそく報告しなければ･･･。