記憶を失う2007/08/20 10:47

 その日は夕刻からバーベキューだった。

 食材買出し担当としては、42名ほどの参加者というのは嬉しい。
参加費もいただくので、増えれば増えるほど、懐もあたたかくなるというもの。

 そうやって準備したバーベキューは、日暮れと共に徐々に涼しい風が吹いてきて、子供達は、定番の流し素麺、すいか割りと花火で盛り上がった。
大人たちも、すっかり出来上がっていて、ワイワイ楽しくやっている。

 子供用に支度してあった、かき氷もあまっていたようなので、メロン味でいただく。
今年初めての野外かき氷は、やはりうまい。

 生後4ヶ月のシベリアンハスキーに人気が集まり、生後2年と8ヶ月の人間の子供も、手でタッチなどをやって遊んでいると、もう動物なのか人間なのか、その辺の区別はどうでもよくなってしまう。

 さて、そうやって盛り上がったバーベキューだが、小さい子供たちもいたので夜の7時には閉会となった。
運転手である私は、ノンアルコール飲料で楽しんだので、運転して家族を連れ帰ることに。

 ふと奴を見ると、お酒でもう、へろへろ&お休みモードになっている。
二次会に行こうと誘われたのだが、
「家族の体調を考えるとちょっと無理です」
と返事をすると、へろへろしている家族を見て、一同納得した模様。

 助手席に乗せて運転し始めるが、シートベルトでかろうじて体が座席に収まっている状態で、首はかっくんと前につんのめっている。

 帰宅してからも、ふらふらと二階まで行って、そこで、かぁ~っと3時間ほどいびきもかかずに熟睡しておった。

 水を飲ませて風呂に入るように言って、それから布団で寝たのだが、翌朝起きたら、車に乗ったことも、帰宅して居間に寝ていたことも、風呂に入ったことも、その周辺の記憶もまぁーったくないようで、まぁいつものことながら、本当に驚いてしまった。

 私自身は、一人暮らしのとき、結構飲んでいい気分で帰り、深夜にもかかわらず掃除機をかけた・・・ということがあり、それはちゃーんと記憶にあるのだが、もっとより深く深く飲んでしまうと、そういうこともきっと忘れちゃうんだね。

 まぁ、一緒に出かけて無事に連れ帰ったので、怪我をすることもなく良かったと思う。
夏の楽しい行事もひとつひとつ終わっていくね・・・。