シルバー人材2007/07/02 17:34

 今年の夏の予定はと言えば、来月に遠方の実家に車で帰るということが決まっているのだが、その間、庭木の水遣りをどうしようかと考えた。

 実家の両親がシルバー人材を利用しているというので、まぁ来月の話だが前もってと思い、電話してみた。

 お願いするのは3日間で、毎日夕方に庭の水をやって欲しいという希望を伝えたところ、私の家の近くに登録している人が少ないと言われた。

 それと、大体、時給いくらという契約なのだが、水遣りだと、1時間はかからない。それに3日間の間に雨でも降ってしまえば、水遣りは必要ない・・・とか、色々と担当の人が説明してくれた。

 3日間というのも、確かに妙に中途半端な頼み方ではあるよなぁ。
5日間とか、せめて1週間ならば、まとまったお金も出せるけれども。

「鉢ですか?大事にしている、何か立派な植木でもあるんですか」と先方が言うので、
「まぁ、親から引き継いだ庭で、そんなに大したもんはないけれど、何しろ広いんです」と、説明。

「3日くらいじゃ、鉢じゃない限りは、大丈夫だけどねぇ・・・」と言われて、考えてしまった。
特にこだわっているわけでもないが、園芸の師匠が色々取り揃えた様々な鉢を、たったの3日間水をやらなかっただけで、こんなに早くだめにしてしまうのは、なんだか惜しい。

 かといって、だめになったらなったで、仕方ないと諦める手もあるし・・・と、短い間に逡巡する。
師匠はなにしろ、夏場は一日たりとも水をやらない日はなかったので、それを当たり前のように思って、シルバー人材に電話してみたのだけれども・・・。

「まずは、おたくで聞いてみて、無理ならどこか探そうかと思ったんですが・・・」と遠慮がちに言うと、
「まぁ、うち以外では無理でしょうなぁ、まず・・・」と言って、かかか・・・と、笑っている。
担当の人も、実は、なかなか親切そうなのである。
これは手ごたえあり。

 家に車はとめられます。車での移動の時間もあるでしょうから、1時間程度の支払いは考えていることと、例え雨が降っても3日間という契約で支払いますと伝え、最後に、
「よろしくお願いします」と言って、電話を切った。

 それから1時間とたたないうちに電話があり、比較的、家から近い地域に登録している人がいて、その人が引き受けてくれたらしい。

「色んな事を引き受けてくれる人で、口は悪いけれど、人はいいから。70代の男性です」
との事。
お願いする日が近くなったら、その人から直接電話があり、事前に一度家に来て私の説明を聞いてから、やってくれるそうだ。

「いやぁ、本当に助かりました」
と言って電話を切った。

 そうか、70代の口の悪いじいさんか、まぁ仕方ない。
蚊がいますから気をつけてなんて言おうもんなら、言い返されちゃうかな?

 人間、相性というのがあるからなんとも言えないけれども、それでも、下見の時にちょっとその人に説明しさえすれば、3日間ちゃんと水遣りをやってくれるんだもんね。
ありがたいことです。
一度頼めば、また次回もその人が来てくれることになるかもしれないしね・・・。

 その時までに多少、庭木の周辺を綺麗に片付けておこうかな・・・なんて思ったりしているところ。