睡眠導入剤2007/04/11 16:10

 立ち寄った薬局で、薬剤師さんに睡眠導入剤について質問した。
実は、使いたいのは私じゃなくて、家族。
普段は平気だが、禁酒デーに寝つきが悪いのが嫌なようだ。

「え?そんなことくらいで・・・?」と、布団に入ると、酒なしで毎晩バタンキューの私なんかは思ってしまうのだが、本人にしてみれば、ちょっとした問題のようだ。

 半年前までは週に2回禁酒をしていた家族なのだが、色々と身辺が慌しくなった隙に、週二回の休肝日を、なきがごとくに振舞っていた。
しかし、一応、諸々落ち着いてきたし、健康診断もあるだろうから、
「そろそろ再開してはどうか」・・・と、私がこの話題を小出し小出しにしていったところ、沸き起こったのが、この睡眠の問題だったわけ。

 半年前の、家族の休肝日を思い出すと、寝る直前につまらない駄洒落を言っても、頭が冴えると全然乗ってこない。
実につまらないこと、甚だしい。たかが睡眠、されど睡眠なのだろう。

 寝付いてしまえば、飲酒して寝たときとは比べ物にならないほどの深い眠りに陥るらしいことも聞いている。

 ・・・そんなわけで、薬剤師のおばさんに、休肝日だけだから、大体週に1~2日飲む程度なんだけれど、大丈夫なんでしょうかと質問した。

 そしたら、こういうのに入っているのは、市販の風邪薬に入っているような眠くなる成分なんだって。「だから問題ないですよ」と。

 まぁ、処方箋もなくて一般庶民がドラッグストアで気軽に買えるのだからして、そんな危険な薬剤であるわけはないと思ったんだけどね。

 睡眠の30分くらい前に飲めばいいらしく、手に取った薬は、1回二錠となっていた。
値段が880円で6個入りなので、3日分とすると一回293円ぐらい。
つまりは、発泡酒350mlが二本くらい飲める値段である。

 しばし迷ったが、家族にあとで聞いてみようと、買わずにその場を立ち去った。

 もともと、タバコもニコチンガムで、禁煙に成功した家族なので、薬に違和感はないはずだ。

 この家族は、春スキーで肉離れを起こし、半日ホテルのソファーで寝ていた時、ぐっすり眠れたと、同行した歯科医の友人に話したところ、
「鎮痛剤には眠くなる作用があるから」と言われた、と話してもいたっけ。

 休肝日は、あくまで家族の健康のためであり、家計の節約とは直結しないはずだ。
・・・と、そこまで考えて、来週の休肝日に備えて、是非、この睡眠導入剤を試しに買ってみようと決意した私である。

 それにしてもタバコや酒などの嗜好品っていうのは、やめるとき、休む時にいちいち諸問題が起こってくるから、たしなまないに越したことはないのでは・・・と、両方なくてもまったく問題ない私は思ってしまうんだけどね。

 やっぱり、嗜好品っていうのは、おいしいんでしょうね、それだけ・・・。