1階1列目・・・!!2006/09/30 06:52

 ファンクラブの先行予約で取って楽しみにしていた、あるアーティストの地元会場でのコンサートチケットが、ようやく送られてきた。

 今回はいつも一緒に行っている友達は仕事で予定がつかず、一人参加のコンサート。
一人参加は初めてじゃないし、好きな人のコンサートしか行かないから、まぁいいんだけどね。

 封筒をはさみでチョキチョキチョキ・・・と切って開封して、チケットを手に取り、一瞬動作が止まる。

 え・・・!?
1階1列1○番・・・。

 わーーーー、本当なの、どうしたらいいんだ、一体私はーーーー!!!
・・・と、今度は急に額から汗が出て、焦り始めた私である。

 まぁ、冷静に考えてみると、その他大勢の観客の一人である私は、ただ、時間通りに会場に行って、指定席に座ればいいだけなのであるが、それにしてもすっごいなぁ。1階1列目とは・・・。

 コンサートの一列目に座ったのは、実は過去に一度だけある。
大貫妙子さんのコンサートで、結構早目にチケットを取ったところ、なんと1列目だったのだ。

 その時は母と一緒に行ったのだが、父親も急遽行く事になり、当日券を一枚買ったら、やはり当たり前だが、父は後ろの方の席だったのを覚えている。

 いやぁ~、やはり最前列ってすごいなー、こんな近くに・・・と感激したのをかすかに覚えている。

 今回行く人のコンサートも、地元会場の先行予約だと、今まで一番いい席で13列目だったことが過去にある。それでもかなり感激して、友達と、うるうるしていたのに・・・。

 しかし、考えても見てください。
コンサートのある日の午後、私は家族の夕飯の支度をいつもよりは少し早目に整えて、自分はその残り物をちょこっとつまんで早い夕飯を済ませるのです。

 で、軽自動車に乗って会場近くの知り合いの家の駐車場にとめさせてもらって、そしてトコトコ歩いて一人、会場に向かうのであります。

 そして、会場に入ったら、いきなり一階一列目に一人で座って・・・。
コンサートの幕が開く・・・。
なんだかすごい、現実とのギャップ!

 コンサートが終わると、また一人でトコトコ駐車場に向かい、NHKラジオのニュースなんかを聞きながら、軽自動車を運転して自宅に一人帰る私。
果たして現実世界に、すーっと戻ってこられるのかしら。

 席が1列目なら、買ったときには毎晩聴いていたアルバムを、コンサートまでに聴き込んでおかねばならんな・・・。

一列目に一度座った経験から言うと、アーティストと目が合うってことは、まずないので、それだけでも、ちょっと安心。
もし目でも合った日には、安全運転で帰ることはまず困難になるでありましょう。

 それでも、今から、あ~んなこと、こ~んなこと等々・・・、ありそうもない色々なことを山ほど想像しながら、コンサートまで眠れぬ夜を過ごしそうな、私・・・。

 いや~、無事に、元気でコンサート当日を迎えられるのか、今からもうほんとに心配・・・。