アイロンがけ2006/08/26 08:16

 私が家事にないのが、このアイロンがけ。
でも、アイロンは大小二つ持っていて、手芸の作業によって使い分けている。
しかし家事としては、ほとんど使用していないといってもいい。

 きょうだいの家にいくと、どの家にもアイロンとアイロン台があって、いずれも会社勤めなので、週末にこの作業をやっているようだ。
ハンカチから始まって、会社に来ていくシャツなどを丁寧にアイロンがけしている。

 考えると、私も彼らと一緒に暮らしているときには、アイロンをかけていた。
洗ったハンカチは、入れるかごがあり、それがたまっていくと、誰かがアイロンをかけるのだ。

 一人暮らしの時もそうしていた。
その頃は、ぱりっとスプレー糊のきいたシャツなんかを、毎日会社に着ていったものだ。

 いつから、今のようなずぼらな生活になってしまったのかと考えると、家事の話になり、当時一人暮らしをしていた友人が、
「私はハンカチにはアイロンをかけない」
と言ったのだ。

 彼女は窓に、洗ったばかりのハンカチを貼ったりして乾かすので、アイロンはまったく不要だと言い切った。
そうか、窓に貼るとなると、常に窓を綺麗にしておかねばならないので、一石二鳥か、などと思ったのを覚えている。

 やがて私もハンカチにアイロンを当てなくなってしまった。
ポイントとしては、乾かす時に、きちんと広げて、二つ折りぐらいにして干しておくこと。
くしゃくしゃにしておけばだめだが、こうしておけば、結構乾いてもたたむだけで十分なのだ。さすがに窓に貼ったことはない。

 家族の会社に着るシャツはどうするのかというと、うまい具合に家族は糊のぱりっと効いたシャツが大嫌いなのだ。
それと、今は形状記憶シャツみたいのがあるから、洗いっぱなしでも、結構ハンガーに整えてかければ、大丈夫。

 きょうだいにこの話をしたところ、
「かわいそうに。一度くらい、アイロンをかけた、ぱりっとしたシャツと、ハンカチを持たせてやりなよ~。」
と言われてしまった。

 やはり、かわいそうなのであろうか。
一度やめたものを復活させるというのは、ちと苦しいものがあり、ずぼらな私のアイロン不使用の家事は、こうして続いている。