どこかで見た人2006/08/04 08:10

 夕方、車で帰路を急いでいたところ、バスの停車場で待っている女性が目に入った。
おや?どこかで・・・と思ったら、かかりつけの医院近くの薬局に勤める、美人薬剤師さんであった。

 普段は白衣を着ているのに、ラフな黄色いTシャツとジーパン姿だったので、ぱっと見た時には分からなかったのだ。

 まぁ、薬局の前の停留場だったので、割とすぐに気付いたし、それほど意外な感じはしなかった。

 よく行くスーパーのレジ係の人なんかも、街中とかで、すれ違うと、あれ?と思う。
もう少し複雑なのは、例えば、図書館の司書さん。

 どこかのお店の人かなぁと思ううち、看護師さん?いや、違う・・・と思って、考え込むが、だいぶ時間が経ってから、はっと思い出す感じだ。

 エアロビクスを習っている仲間で、名前も知らず、普段は、挨拶程度のつきあいの人も、教室以外で会うと、あれ?と思う。

 その時は、黒服の男性二人にはさまれて、彼女も黒い服を着て歩いていた。
お葬式の帰りかな、それにしてもきれいな女性だなぁと思っていたら、ふと目が合って、彼女が軽くお辞儀をしたので分かったのだった。一緒にいたのは親族の男性だったのだろう。

 普段は、Tシャツにスパッツ姿だったりするので、どの人も同じ感じなのに、一歩外に出ると、皆、それぞれの顔を持っているんだなぁとしみじみ思った。
そして、綺麗な人だったんだと、改めて思った。

 私も、同じ様に、きっとどこかの誰かに、「あ、あの人誰だっけ・・・」なんて、思われてるのかな。

 昔、どこに行くのもマウンテンバイクでリュックをしょって移動していた時には、結構あちこちで見られていたようである。

「アウトドア派なのかと思った」と、あとで言われたが、なんのことはない、あの時はそれしか足がなかっただけのことである。

 その頃は、自転車をおいて歩いている時にも、リュック姿だったので、
「山歩きの帰り?」なんて、声をかけられたこともあったっけ。

 今は、大抵、車で移動するけれど、いつも荷物が異様に多く、しかも持っているバック類に統一性がないことで知られている私。

 ちょっとイメチェンして、意外性で、はっとさせてみたいとも思うけれど、なかなか、どうして、私の場合は、難しいかも・・・。