塩のお風呂2006/02/16 08:07

 先日、日帰り温泉に足を運んだ。ごく普通の風呂もあるが、その他に温泉にハーブを入れたり、草津の湯みたいな色と香りをつけたり(?)、ジェット風呂にしたりと色々趣向を凝らしてある。

 中でも一番面白かったのは塩のお風呂。海水の10倍と書いてあったけれど、わざわざ死海の塩を輸入して、温泉の中にどばっと入れているんだって。ミネラルが豊富で体にいいと書いてあった。

 海の水の10倍だから、切り傷があると痛いかもね・・・なんて言いつつ、恐る恐る中に入る。
最初は何ともなかったが、全部つかると指先のささくれがちょこっと痛んだ。あとは、顔のあごあたりがひりひり・・・。きっと、あごまで手入れが行き届かずに、お肌が乾燥してたんだろうね。

一緒に入った仲間は、背中が痛いとか腰がひりひりするとか言っている。
あとで風呂から上がった後姿を見ると、かゆいと言っていた箇所に、彼女が知らずに手でぽりぽり掻いた後が赤くくっきり浮いていたので笑ってしまった。冬場は肌も乾燥して、ついつい背中を掻いちゃうんだよね。その掻き傷に塩分がしみたのだろう。

 死海では体が浮くというけれど、この塩のお風呂も同じこと。
「あれぇ~???」
という感じで気付くと体がぷかぷかと浮いてしまうのだ。
「浮遊感をお楽しみくださいと書いてあるよ」と同行者。
(私は目が悪いんで、メガネをはずした風呂場では文字がまったく読めないのである)

 後で合流した男性陣も、やはり塩の湯が面白かったということだった。

 死海も宇宙も、そうそう簡単に行けないけれど、この塩のお風呂なら、簡単に浮遊感を味わえる。また是非行きたいものだ。