電波時計2005/12/05 08:15

 我が家には、全部で4つの電波時計がある。
腕時計が2個、置時計が2個で、置時計の内のひとつは目覚まし時計である。

 国内の2箇所から電波が出ていて、それで時刻を毎日合わせているため、一分一秒にいたるまで、時刻に狂いがないっていうのが売りである。

 最初に買ったのは、だいぶ前で、セイコーから最初に出たばかりのソーラー電波腕時計。
当時は、まだ筑波から試験電波が発信され始めた頃で、筑波から遠い地域では、あまり受信しないという難点があった。

 それでも、従兄に勧められて大変気に入って買い求め、結局、同居以外の家族を含めると、全部で4人が同じ腕時計を買うという、笑える事態となったのも、今では、なつかしい思い出。

 黒いのと青があり、私は青いやつ。当時は最新のものと思って得意げだったが、今みると、デザインは、ちょっと古い感じかな。

 ゴムのバンドのとめる部分が壊れて3度ぐらい付け替えた。純正のバンドだと高いので、違うのを2回位かえたかな。現在はもう壊れて使っていない、家族の時計のバンドをはずして付け替えている。これは純正。

 その後、何回か動かなくなって修理に出す、というのを繰り返し、1年ちょっと前に、1万円近くかかったものの、基盤を全部取り替えて、以後、順調に問題なく使用できている。
お金を出してまで直したのは、今はもう店頭にない、この初代の電波腕時計には、やはり愛着があるから。

 目覚ましや、壁掛けタイプなどの電波時計も、今は、かなり安く色んな商品が出てきた。
腕時計のほうは、電池だと安価だが、やはりソーラーはちょっと値がはる。
初代のやつもソーラーならば永久に使用できるだろうと思ったのだが、やはり最初のものは、不具合が出たりして、故障は多かった。今はそうそう壊れないだろうから、長く使えば、元は取れるのかもしれないな。

 初代は男女兼用タイプ(というか一種類)だったので、もっと小ぶりのものが欲しく、その後、電池タイプの電波腕時計を(予算の関係で、ソーラーを断念)買ったが、これは新しいだけあって受信性能もよく、大変重宝している。まだ電池交換は、したことがないけれども、数年に一度の1,050円程度なら、まぁ安い方だろう。

 この時計をしていると、ラジオの時報のときなんか、とても気持ちいい。なにしろ、当たり前だけれど、時間に、まったく狂いがないからね。時報どおり。
これを一回持つと、ちょっと電波以外の時計はなかなか出来なくなる。

 電波時計さんたちは、毎晩私が寝ている間に(というか、知らない内に)、電波を自動受信するのだが、時折、朝起きて受信したというマークがついていないことがある。
これは一体どういう不具合なんだろうね。
置いている場所はいつも同じなんだけれど、気象の関係なのか、どうなのか、未だにその謎は解けない。

 1日、2日受信しなくても、別に時間がそれほど狂うわけじゃないんだけれども、それでもなんだか受信できないのは、くやしい。
強制受信というのもスイッチ一つで出来るので、わざわざやるときもあるが、それでもまだ受信できないときもある。

 駅のホームで強制受信していたら、電車が来ちゃって、受信途中で乗り込まなければならない時なんかは、非常にくやしい。車内ではなかなか受信できず、エラー表示が出てしまうのだ。その反対に、乗り込む直前に電波をゲットできた時は、これまた非常に得した気分になるもんね。

 今年、恐竜展を見るために上野の科学博物館行った際、常設展に初代の電波時計が展示してあった。自分が現在使っているものが展示されているっていうのは、なんとも不思議な感じだった。興味のある方は、是非足を運んでみてください。
 ちなみに、そこには、手ごろな価格で食べられる、小奇麗な食堂も中にあり、お勧め。