日焼け2005/10/18 08:43

 このブログを読んで、バランスボールに興味を持った、という人が何名かいらした。バランスボールは、別に床の上で、ボン、ボンと、ドリブルしたりするわけではないので、集合住宅でも十分使用可能だと思います。(バランスを崩してドタンと転ぶことまでは想定してませんが) ただし、事故防止のため、やはりあまり家具が密接していない、広々とした場所で運動されることをお勧めいたします。

 はてさて、今回の御題は、ちょっと季節外れかも・・・って感じですが、夏に日焼けしなくてよかった、と実感できるのが、本当は今の時期なのかも。

 実は、前から顔だけは、室内でもばっちり日焼け対策をしていたのだが、腕や足は、よく言うように、日焼けした方が細く見えると思って、まったくなんの対処もしてなかった。  そんな夏のある日、ファンデーションをリキッドタイプにしてみようと思い立ち、デパートの化粧品売り場に出かけた。一度そうしたお店で番号さえ調べてもらえば、あとは安売りの化粧品店で買えばいいと知人に教えられていたので。

 店頭で相談し、色を選んでもらったのだが、「え?」と思うような濃い色ばかり。 実はなにを隠そう、私の唯一自慢できるのが「肌の色の白いこと」。昔ばあちゃんが、「色の白いは七難隠す」と言ってくれたとかくれなかったとかの逸話もある。 まぁ、きょうだいの一人が色黒だったんで、何事も比較の問題なんだと思うけど。

とにかく私は、勧める店員の言葉をさえぎって、

「ちょっと黒すぎません?」と聞いた。不満そうな店員に、さらに、

「あの~、私、腕は黒いけど、見てください」 といって、自慢げに首と顔を指す。  店員も、なるほど、という風にうなづいて、私が普段使っているくらいの白い色番を選んでくれたのだった。 会計を待ちながら、ふとまわりの店員をみると、皆、腕と顔、首の色は同じ色。振り返って自分を見ると、首から上は白いが、手足は人種が違うのでは、というような色の違いである。かなりあやしい。滑稽といってもいいかも。 「みなさん、腕も日焼けされないんですね。気をつけておられるんですよね」と、言ったら、とほほな笑いをされてしまった。

 それ以後、毎年顔だけではなく、首、腕は、必ず日焼け止めを塗るようになった。家にいる時も!である。 足は前ほど短いパンツは履かないようにすればいい。晴れた日には日傘をさすし、日に当たる時には極力半そでの短いのは避けて、七分丈のシャツをスリーシーズン愛用する。運転時にはUV手袋をかかさない。

 で、ふとわが身を振り返ると、まだほんのガキだった頃に、 「このクソ暑いのに、なにが好きで長袖なんか着てやがんでぇ~。暑苦しいっ」 と不満に思っていた格好を、実は自分がしていることに気付いたのである。 今はその、武装していた人達の気持ちが、とてもよく判る。そして、文句を言っていた若者が手足を真っ黒くしているのを横目に見ながら、季節の終わりに、 「今年も日焼けしなくてよかったわ。おほほほほ・・・」 と、今の私のように、ほくそえんでいたであろうことも想像できる。